平成23年1月に公表された中央教育審議会答申が示したキャリア教育の新たな定義や方向性を踏まえ、基礎的・汎用的能力の育成を中核としたキャリア教育の在り方について総合的にまとめたもの。
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第1章 これまでのキャリア教育推進施策の展開と課題 | ・・・5 | ||
(1) 若年者の雇用・就労問題の顕在化とキャリア教育の提唱 | ・・・7 | ||
(2) キャリア発達に着目した能力論の提唱 | ・・・8 | ||
(3) 職場体験活動への焦点化 | ・・・9 | ||
(4) その後の主な施策の展開 | ・・・9 | ||
(5) これまでのキャリア教育推進施策が残した主な課題 | ・・・10 | ||
第2章 キャリア教育を通して育成すべき能力についての これまでの考え方 | ・・・11 | ||
第1節 「 職業観・勤労観を育む学習プログラムの枠組み(例)」の提唱とその意義 | ・・・13 | ||
(1) 文部省委託研究による「4領域12能力」論 | ・・・13 | ||
(2) 「4領域8能力」論の開発と提唱 | ・・・14 | ||
(3) 「4領域8(12)能力」論の意義 | ・・・15 | ||
第2節 「 職業観・勤労観を育む学習プログラムの枠組み(例)」の提唱後の展開と課題 | ・・・18 | ||
(1) 「4領域8能力」の画一的な運用 | ・・・18 | ||
(2) 本来目指された能力との齟齬 | ・・・19 | ||
(3) 生涯にわたって育成される一貫した能力論の欠落 | ・・・20 | ||
コラム 「職業教育および進路指導に関する基礎的研究」について | ・・・22 | ||
第3章 今後のキャリア教育を通して育成すべき「基礎的・汎用的能力」 | ・・・23 | ||
第1節 「基礎的・汎用的能力」の内容とその特質 | ・・・25 | ||
(1) キャリア教育の新たな定義 | ・・・25 | ||
(2) 社会的・職業的自立、学校から社会・職業への円滑な移行に必要な力 | ・・・26 | ||
(3) 勤労観・職業観の位置づけ | ・・・28 | ||
第2節 「基礎的・汎用的能力」を構成する4つの能力と今後の実践 | ・・・30 | ||
(1) 「基礎的・汎用的能力」を構成する4つの能力 | ・・・30 | ||
(2) 「基礎的・汎用的能力」に基づくキャリア教育実践の方向性 | ・・・34 | ||
第3節 キャリア教育に対する産業界からの期待 | ・・・35 | ||
(1) 産業界のキャリア教育支援 | ・・・35 | ||
(2) キャリア教育への期待 | ・・・39 | ||
第4節 近年の若年者雇用の動向とキャリア教育 | ・・・40 | ||
(1) 近年の若年者雇用の動向 | ・・・40 | ||
(2) 若年者雇用に及ぼすキャリア教育の影響 | ・・・41 | ||
第4章 PDCAサイクルを基盤としたキャリア教育の在り方 −基礎的・汎用的能力の育成とその評価を中心に− |
・・・45 | ||
第1節 PLAN:指導計画の作成 | ・・・48 | ||
(1) 児童生徒の現状を把握する | ・・・49 | ||
(2) 目指すべき児童生徒の姿(目標)を明確にする | ・・・51 | ||
(3) 指導計画の作成 | ・・・53 | ||
第2節 DO:実践 | ・・・55 | ||
(1) 教育活動全体を通したキャリア教育 | ・・・55 | ||
(2) 各教科等における実践の基本的な考え方 | ・・・59 | ||
(3) 個別支援の意義と進め方 | ・・・63 | ||
第3節 CHECK:評価 | ・・・64 | ||
(1) キャリア教育実践の評価の考え方 | ・・・64 | ||
(2) 児童生徒の成長や変容をどうとらえるか | ・・・66 | ||
(3) 地域や学校及び児童生徒の実態や実践の特徴に応じた評価指標づくり | ・・・67 | ||
(4) 包括的な評価の進め方 | ・・・69 | ||
コラム 注目されるポートフォリオを通した評価と活用 | ・・・71 | ||
第4節 ACTION:結果の活用 | ・・・72 | ||
(1) 指導計画の改訂に生かす | ・・・72 | ||
(2) 校内研修に生かす | ・・・73 | ||
(3) 組織運営の改善に生かす | ・・・74 | ||
(4) 個別的な支援・指導に生かす | ・・・75 | ||
(5) 校種間連携に生かす | ・・・76 | ||
(6) 地域・社会連携に生かす | ・・・77 | ||
参考:PDCAサイクルを基盤としたキャリア教育の実践事例 | ・・・78 | ||
〈事例1〉東大阪市意岐部中学校区の事例:小学校に焦点を当てて | ・・・78 | ||
〈事例2〉仙台市教育委員会の事例:中学校に焦点を当てて | ・・・80 | ||
〈事例3〉秋田県立A高等学校の事例 | ・・・82 | ||
コラム キャリア教育のPDCAと進学・就職状況 | ・・・84 | ||
第5章 発達の段階に応じたキャリア教育実践の進め方 | ・・・85 | ||
第1節 発達の段階に応じた「基礎的・汎用的能力」の考え方 | ・・・88 | ||
(1) 「発達」という概念 | ・・・88 | ||
(2) 学校段階における児童生徒のキャリア発達課題 | ・・・90 | ||
第2節 小学校における「基礎的・汎用的能力」の育成 | ・・・92 | ||
(1) 小学生期のキャリア発達課題 | ・・・92 | ||
(2) 各教科等との関連 | ・・・94 | ||
(3) 地域や学校及び児童の特徴などに応じた実践例 | ・・・98 | ||
第3節 中学校における「基礎的・汎用的能力」の育成 | ・・・104 | ||
(1) 中学生期のキャリア発達課題 | ・・・104 | ||
(2) 各教科等との関連 | ・・・105 | ||
(3) 地域や学校及び生徒の特徴などに応じた実践例 | ・・・112 | ||
第4節 高等学校における「基礎的・汎用的能力」の育成 | ・・・118 | ||
(1) 高校生期のキャリア発達課題 | ・・・118 | ||
(2) 各教科等との関連 | ・・・119 | ||
(3) 地域や学校・学科及び生徒の特徴などに応じた実践例 | ・・・128 | ||
巻末資料 | ・・・139 |