教授法

小学教師必携

小学教師必携
タイトル
小学教師必携
ヨミ
ショウガク キョウシ ヒッケイ
著者
諸葛信澄
その他タイトル
小學教師必携
出版者
烟雨樓
出版年
1873(明治6)
縦×横(cm)
22.3×15.0
請求記号
375||387

解説

明治5(1872)年に設立された師範学校では,大学南校の教師をしていたアメリカ人スコット(M.M.Scott)を招へいし,教員養成が開始されました。スコットは,欧米の教授法を基に我が国における小学校教育の方法を確立させ,生徒に伝授しました。その方法は,スコット自身が上等生に対し実際の授業をしてみせ,それを上等生が下等生に更に伝えるというものでした。

『小学教師必携』は,当時師範学校校長であった諸葛信澄が,その教授法をまとめたものです。明治6(1983)年の「下等小学教則」で示された教科のうち,読物,算術,習字,書取,問答について,第8級から第6級までに教授すべき内容が示されています。