学制

- タイトル
- 学制
- ヨミ
- ガクセイ
- 著者
- 文部省
- その他タイトル
- 學制
- 出版者
- [文部省]
- 出版年
- 1872(明治5)
- 縦×横(cm)
- 22.5×15.4
- 請求記号
- 373.2||308
解説
「学制」は,明治5(1872)年に発布された我が国最初の近代学校制度に関する法令で,同8月2日に「太政官(だじょうかん)布告第214号(被仰出書(おおせいだされしょ)/学制布告書)」とともに公布されました。
学区制などの制度の大綱はフランスを模範に,教育内容の上ではアメリカ合衆国の影響が見られるなど諸外国の教育制度を参考に作成されました。109章からなり,「大中小学区ノ事」「学校ノ事」「教員ノ事」「生徒及試業ノ事」「海外留学生規則ノ事」「学費ノ事」の6項目を規定しています。
しかし,欧米の教育制度を規範として定めた「学制」は,実施の経験を基礎としたものではなく,全国的な実施が困難なものでした。そこで,明治12(1879)年に新たに教育令が公布され,学制は廃止されました。
なお,本書は太政官布告第214号と学制(文部省布達第13号・第14号)合わせたものです。
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- 参考文献
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- 学制百年史
湯川嘉津美「学制布告書の再検討」(日本教育史研究 (32), 1-23, 2013-08)
- 学制百年史