教育制度

五科大意

五科大意
タイトル
五科大意
ヨミ
ゴカ タイイ
著者
大学南校
出版者
[大学南校]
出版年
[明治初期]
縦×横(cm)
27.1×19.5
請求記号
370||5

解説

明治2(1869)年7月の官制改革により,教育行政官庁として「大学校」が設置されました(のちの文部省)。大学は,大学校(本校)と開成学校,医学校等からなり,同年12月には大学校を「大学」に,開成学校は「大学南校」,医学校は「大学東校」と改称されました。

明治3(1870)年に大学にて「大学規則」及び「中小学規則」が定められました。これは,新政府が初めて示した総合的な学校設置計画に当たるものです。この「中小学規則」の「小学」での開設科目として,句読・習字・算術・語学・地理学の普通学と大学専門五科(教科・法科・理科・医科・文科)の大意を授けるものとしました。

この『五科大意』は,大学南校で検討されたとみられる「小学」における大学専門五科の具体的な教授内容を示しています。