往来物・和算書

新編塵劫記

新編塵劫記
タイトル
新編塵劫記
ヨミ
シンペン ジンコウキ
著者
吉田光由
出版者
鱗形屋孫兵衞
出版年
1711(正徳元)
縦×横(cm)
26.2×18.6
請求記号
KI419||4

解説

上・中・下の三巻本で,当館所蔵本は三巻まとめてとじられています。上巻は,そろばんの計算が中心で,中・下巻で検地や継子建て(ままこだて)など実用や遊びの混じった問題が登場していきます。類書が多数発行された「塵劫記」の中でも,この『新編塵劫記』が特に広く普及したと言われています。

【塵劫記とは】
寛永4(1627)年に発行された吉田光由(よしだ・みつよし)の『塵劫記』は,江戸時代に算術書として,最も広く長く普及しました。吉田光由自身も十数回増補・改訂を重ねましたが,そのほかにも多数類書が発行されました。九九・そろばんだけでなく,米の売り買い・金両替・船の運賃など生活に即した内容が含まれています。