往来物・和算書

絵本庭訓往来

絵本庭訓往来
タイトル
絵本庭訓往来
ヨミ
エホン テイキン オウライ
著者
葛飾北斎[画]
その他タイトル
繪本庭訓徃来
出版者
和泉屋市兵衛, 永楽屋東四郎
出版年
[1828(文政11)]
縦×横(cm)
22.8×15.7
請求記号
K081||3

解説

江戸後期には,少童用・初学用として絵入りの『庭訓往来』が多く普及しました。『絵本庭訓往来』は,葛飾北斎(かつしか・ほくさい)による挿絵がふんだんに使われており,絵だけでも楽しめる内容になっています。ただ,本文と関係のない挿絵も多数あり,例えば文章は医師を紹介してもらうために病名を列記している部分に,秋田と近江に関する挿絵が使われています。

【庭訓往来とは】
『庭訓往来』は,室町時代から明治初期にかけて最も普及した往来物の一つです。年間の往復書簡を通して,年始の挨拶から,花見や詩歌の宴への招待,盗賊討伐出陣,食べ物の名称や病気の治療法まで様々な事柄を学べるようになっています。