往来物・和算書

増補当世塵劫記

増補当世塵劫記
タイトル
増補当世塵劫記
ヨミ
ゾウホ トウセイ ジンコウキ
著者
会田安明識
その他タイトル
増補當世塵劫記
出版年
1794(寛政6)
縦×横(cm)
26.9×18.7
請求記号
419||1

解説

天明5(1785)年に鈴木安明(会田安明)(すずき・あいだ・やすあき)が刊行した『当世塵劫記』から,初心者には難しい部分を一部修正して,寛政6(1794)年に増補版として刊行したものです。目次は術名(使用する算術の名称)から構成されており,それぞれの算術を使用する問題が載せられています。
著者の鈴木安明(会田安明)は,山形出身で,江戸幕府で普請役を務めた後,和算研究に専念して「算法古今通覧」「算法天生法指南」などを著しました。

【塵劫記とは】
寛永4(1627)年に発行された吉田光由(よしだ・みつよし)の『塵劫記』は,江戸時代に算術書として,最も広く長く普及しました。吉田光由自身も十数回増補・改訂を重ねましたが,そのほかにも多数類書が発行されました。九九・そろばんだけでなく,米の売り買い・金両替・船の運賃など生活に即した内容が含まれています。