○参加者の声
「平成22年度生涯学習機関等の連携に関する実践研究交流会」
期間:平成22年12月16日 〜 12月17日 <2日間>
「学校支援地域本部事業を推進するのに、教員の理解をどう図ったか。」 「学校現場のことを理解した上で、事業実施すべきだ。」 実践研究発表Tで、ある中学校教員が発言された質問・意見と記憶しています。 学校・家庭・地域の連携強化が叫ばれる中、学校(教員)の意識は依然かわらないと感じた一瞬でした。そして、学校(教員)の意識改革を求めるより、社会教育が積極的に学校(教員)へのアプローチを強化する方が得策だと考えるようになりました。 社会教育の意義や役割を実践的に、地道に、学校(教員)に伝えていく方が近道ではないかと。 “社会教育の実践・成果を学校(教員)に伝える場の必要性” “学校と地域がともに協働して子どもたちのために一緒に汗を流す場の必要性”を再確認させていただきました。 今後もこの実践研究交流会が、全国各地で展開され、学校教育関係者と社会教育関係者がともに学び合うことのできる場として発展することを願っています。 |
(島根大学生涯学習教育研究センター 日野 伸哉) |
茨城県水戸市で行われた「生涯学習機関等の連携に関する実践研究交流会」に参加させていただき、基調講義で青山学院大学鈴木眞理先生の「地域の教育力を高める『連携』の在り方〜学びと実践をつなげる連携とその可能性〜」についてお話をうかがいました。 「何でも一緒にやればいいものではない。まず連携ありきの風潮はないか。大切なことは、社会教育に携わる者が生涯学習支援の一環としての社会教育の役割を自覚し、社会教育が社会教育らしくあることである。」との指 摘に、連携の形にばかりとらわれ、社会教育本来の役割と使命を忘れてはいなかったか、と改めて考えさせられました。 実践事例研究の分科会では、社会の解決すべき課題と向き合い、自分た ちにできることに一生懸命取り組んでいるNPOや各種団体の実践を数多く知ることができました。点在する力が線となり、ネットワークとなって大きな力になっていく社会教育の可能性を強く感じ、勇気付けられました。 |
(山形県教育庁 庄内教育事務所社会教育課 村山 能弘) |