「社研通信」コーナー:社研通信 令和8年2月号

目次

トピック

<令和7年度国立教育政策研究所教育研究公開シンポジウムを終えて>

令和7年度の「教育研究公開シンポジウム」は、社会教育実践研究センター(以下、社研)の設立60周年を記念したことに加え、現在、中央教育審議会において社会教育の在り方が議論され、社会教育主事や社会教育士の取組の活性化による地域課題の解決等が期待されていることを踏まえて、テーマを「今、なぜ社会教育なのか」とし、様々な「コミュニティ形成」の現場を取り上げながら、真の「社会基盤形成」とは何か、そのためにどのような社会教育の学びが必要なのかについて考え、社会教育の推進に資することを目的として実施しました。令和7年12月13日(土)に対面及びオンライン配信にて開催したところ、全国から541名(対面121名、オンライン420名)の参加がありました。
 東京藝術大学の日比野克彦学長による特別講演「これからの社会教育の在り方を考える~アートで社会課題を解決する取組から~」では、初めに社会におけるアートの役割についてお話があり、続いて日比野学長が関わる事業からアートを通じたコミュニティの形成、地域が抱える社会的課題の解決に寄与する実際が紹介されました。
 社研の調査研究事業である「社会教育主事と社会教育士等の配置・在り方に関する調査研究」の中間報告では、本調査研究委員でもある国立教育政策研究所生涯学習政策研究部の志々田まなみ総括研究官より、地域社会の基盤形成が必要である小さな自治体ほど社会教育主事の配置が進んでいないこと、社会教育士の活躍を後押しする社会教育人材ネットワークの構築の在り方が課題である等、調査結果に基づいた説明がありました。そして調査の結果から、社会教育主事と社会教育士の連携には社会教育主事の配置が重要であることが報告されました。
 シンポジウム「これからの時代の社会基盤としての社会教育を考える~今、なぜ社会教育なのか~」では、青山鉄兵コーディネーター(文教大学准教授)から話題提起された「制度の範囲でなくとも社会の基盤形成に資する社会教育的な取組の在り方」について、登壇者である藤野真一郎氏(恵庭市教育委員会教育総務課 課長)、豊田庄吾氏(三次市教育委員会教育部 次長)、鈴木貫司氏(NPO法人わかもののまち/みんなの公民館まる センター長)より、それぞれ発表がありました。発表後、お互いの発表に対する感想をきっかけに、社会教育とは何か、社会教育の本質とは何かというシンポジウムの核心に迫る内容について、それぞれの本音が率直に語られました。最後に、これからの時代に求められる社会教育の可能性についての期待が示され、シンポジウムは締めくくられました。
 本年度の「教育研究公開シンポジウム」は、多くの皆様にご参加いただき、社会教育の魅力や今後への期待について共に考える機会となりました。シンポジウムの模様については、国立教育政策研究所のYOUTUBEチャンネルにて2月4日14時より動画を視聴することができます。当日の資料につきましても、下記のURLにて公開されています。ご参加いただけなかった皆様にも是非ご覧いただければ幸いです。


 ・動画:文部科学省 国立教育政策研究所 YOUTUBEチャンネル
  令和7年度教育研究公開シンポジウム「これからの時代の社会基盤としての社会教育を考える~今、なぜ社会教育なのか~」
  https://www.youtube.com/playlist?list=PLDGKJIVkXe4p_zmjQHCLX5451TZSRjny1


 ・資料:国立教育政策研究所 ホームページ
  令和7年度教育研究公開シンポジウム「これからの時代の社会基盤としての社会教育を考える~今、なぜ社会教育なのか~」
  https://www.nier.go.jp/06_jigyou/symposium/sympo_r07_01/index.html

(石川)

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