令和6年度社会教育主事講習[A]

実施要項

1.概要

社会教育法第9条の5の規定及び社会教育主事講習等規程(以下、「省令」という。)に基づき、文部科学省より委嘱を受け、社会教育主事となりうる資格を付与すること、及び社会教育に携わる専門的職員等の資質の向上を目的として講習を実施しています。

2.主催

国立教育政策研究所社会教育実践研究センター

3.受講資格

省令第2条各号のいずれかに該当する者

第2条 該当する者の例
第1号該当者 大学に2年以上在学して62単位以上を修得した者、高等専門学校を卒業した者
第2号該当者 教育職員の普通免許状を有している者
第3号該当者 2年以上、社会教育主事補、司書・学芸員等、社会教育に関係する業務に従事している者 他
第4号該当者 4年以上、学校の教職員、専修学校の校長及び教員、少年院又は児童自立支援施設において教育を担当する職にあった者
第5号該当者 その他文部科学大臣が上記に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者

4.期間(全日程)

ア.通常コース
令和6年7月12日(金)〜8月21日(水) (うち集合7日間。)

イ.オンラインコース
7月12日(金)〜8月2日(金)、8月5日(月)〜8月9日(金)、
8月15日(木)、8月23日(金)、8月26日(月)〜8月29日(木)
(集合はなし。すべてオンラインで実施。)

5.日程

(1)講義や実習等

別表1・2のとおり(プログラム参照

(2)講習前操作試行期間

受講決定者に対し、詳細は別途通知。

6.受講方法や定員等

各コースの科目別の期間及び受講方法等は、次のとおりです。
「生涯学習概論」「社会教育経営論」は、各コース共通の日程ですが、コースの科目によっては日程や受講方法が異なります。

ア.通常コース・オンラインコース共通(生涯学習概論・社会教育経営論・生涯学習支援論(一部))
7~8月のスケジュール表
イ.通常コース(生涯学習支援論(一部)・社会教育演習) 定員80名
8月のスケジュール表
ウ.オンラインコース(生涯学習支援論(一部)・社会教育演習) 定員36名
8月のスケジュール表

7.受講環境その他

原則として、全日程のうち、ライブ配信による受講及び集合形式での演習は、すべて出席していただく必要があります。業務や私事都合のための欠席はできません。業務や生活等の影響を受けず受講に専念できるよう事前に調整してください。

受講者の声

<通常コース>
「学校教育とは違った視点で教育を考えたい」「学校教育に地域の力を取り込むプラットフォームを創りたい」という動機で、本研修を受講させていただきました。

前半のeラーニングでは、生涯学習・社会教育の基礎となる法令の部分から、実践的な内容まで幅広く学ぶことができました。この理論研修の充実があったからこそ、集合研修の演習に向けて自信を付けることができました。

集合研修では、全国から集まった意識の高い仲間たちから多くの刺激をもらいました。自分たちの描く未来について語り合った時間はかけがえのない貴重な時間となりました。これからもお互いの活動を応援しながら、高め合える関係でありたいと思います。また、講師の方々、社研の皆様も温かく、一人一人の受講者に心から向き合ってくださいました。理想のモデルとなる皆様との出会いは、今後の自分の道標になりました。

最後に、本研修へ参加する機会を与えてくださった仙台市教育委員会、研修中の業務をサポートしていただいた本校校長をはじめとする同僚たちと学級の子供たち、関わってくださった全ての方に深く感謝しています。この学びをこれからの教育現場に還元できるよう一層職務に邁進していきたいと強く思っています。

仙台市立黒松小学校
教諭 三部 智史

<通常コース>
採用2年目に現施設へ異動となり、そこで自己の知識不足を痛感した経験から、社会教育を学び、スキルアップを通じて地域への貢献力を向上させたいと思い受講を決意しました。

実際に受講して、仕事と並行してeラーニングでの学習を進めるのは大変でしたが、場所や時間に縛られないという点が非常に助かりました。

社研に集合してからの演習では、異なる地域や職業、年齢の方々と協力して事業計画などを作成できたことが、貴重な時間となりました。多様な経歴を持つ方々と協力して取り組むことで、個々の視点や経験が集約され、新たな発見が得られました。特に、「対話」を通じて相手の考えを理解するプロセスは、まさしく地域の課題解決と同じだと実感し、その重要性を再認識しました。そして、講習全体が社会教育の実践となっており、ファシリテーターとしての役割や進行の方法を体感し、実践的な学びが得られたことも大きな成果でした。

講習で得た実践方法や学びを活用し、今後は地域の方々の意見を引き出し、地域の課題解決のサポートをしていきたいと思います。充実した1か月間を支えてくださった社研の皆様や周囲の方々の理解に感謝し、地域の発展のために貢献していきます。

流山市民活動推進センター
主任 二宮 敏枝

<オンラインコース>
地域課題解決のための地域リーダー養成講座を担当していますが、多岐に渡る地域課題に対応するために社会教育を体系的に学びたいと思い、本講習を受講しました。

小さい子どもがいる自分にとって、東京への往復は家族に負担をかけてしまう心配がありましたし、業務をしながらの受講にも不安がありました。しかし全てをオンラインで受講できたため、業務後に自宅で子どもを寝かせた後、自分のペースで講義動画を視聴するなど、家庭と仕事の両立を図りながら学ぶことができました。

後半の演習では、ウェブ会議システムを活用して全国の方々と交流することができました。同じ方向を向いて様々な意見をまとめていく作業はとても大変でしたが、地域課題から計画体系を策定していくプロセスや、その評価体系の構築など、今後、社会教育計画を策定していくうえで参考となる手法や考え方を多く学ぶことができました。何より、一緒に学んだ仲間やスタッフの方々からの助言や励ましの言葉によって、社会教育の大切さ・温かさを改めて教えていただけたと感謝しています。

今後もこの講習で学んだ社会教育的な視点を持ち続け、地域づくりに尽力していきたいと思います。

長岡市市民協働推進部文化振興課
主査 池澤 博文

<オンラインコース>
学校教育の充実を職務として子どもたちと日々関わっていく中で、地域社会との連携や様々な人との繋がりを通して子どもたちが体験する学びの重要性を強く感じ、社会教育の観点からも教育について学びたいと考え、今回の社会教育主事講習を受講させていただきました。

前半のeラーニングでは、自分の仕事と両立して繰り返し視聴することができ、社会教育についての幅広い知識を得る事ができました。ライブ配信やグループに分かれてのオンライン演習は、はじめは慣れずに苦労することもありました。しかし、同じ目標を持つ全国の受講者とつながり、意見交換できることが嬉しく、社会教育を通してより良い社会づくりを目指しておられる皆様の姿勢にとても良い刺激を受けました。

さらに、講師の先生や社研職員の方々が既定のカリキュラムを進めるだけではなく受講者の様子を細やかに把握し、随所に工夫を凝らしてくださっていることが、オンラインコース受講者にも伝わりました。講習を修了できたのは、社研職員の方々のサポートや職場の同僚、家族の支えのおかげです。講習での学びを今後の職務に生かして、滋賀県の社会教育に貢献していきたいと思います。

草津市立新堂中学校
教諭 大岡 みすず

<通常コース>
2回目の生涯学習課勤務となり、経験を体系化して学びたいと思ったこと、また、これからの教職員にとって、校門の外を知り、その外といかにしてつながるかが大切なのではないかと考えたことが受講のきっかけでした。

異なる立場の受講者の皆さんとプログラムや事業計画を作る際、率直な疑問や様々な視点からの意見を聞けたことは大きな収穫でした。演習を重ねるごとに高まるチームワークも、集合研修ならではだと深く印象に残っています。また、いただいた助言を通して、自分自身の業務についても改めて考えることができました。

受講期間中、丁寧に、そして綿密な計画の下、学びを支えてくださった社研の皆様の姿にも多くを学ばせていただきました。講義は勿論、休憩を促す言葉ひとつにも次のステップへの見通しが含まれており、またユーモアもあり、自分もかくありたいと思いました。

この社会教育主事講習は、私にとってつながりが育む学びの豊かさを実感できた、かけがえのない時間でした。学びの場を整えてくださったセンターの皆様、長期間の研修にも快く送り出してくれた課員に深く感謝するとともに、この学びをつないでいくことで恩返しをしたいと思っています。

長崎県教育庁生涯学習課
課長補佐 山下 慶子

ダウンロード