実施要項
趣旨
司書として必要な高度かつ専門的な知識・技術に関する研修を行い、都道府県・指定都市等での指導的立場になりうる司書及び図書館経営の中核を担うリーダーとしての力量を高める。
令和6年度テーマ:「ウェルビーイングの実現に向けた図書館の学び合い・支え合い」
実施期間
令和6年6月6日(木)~ 6月19日(水)--- 10日間(土日を除く)
対象
図書館司書の資格を有している者で、都道府県・指定都市教育委員会教育長、都道府県知事・指定都市市長が推薦する次の者
- 図書館法第2条に規定する図書館に勤務する司書で、勤務経験が概ね7年以上で指導的立場にある者
- 上記(1)と同等の職務を行うと主催者が認めた者
定員
60人
研修の実施及び受講方法
- 6月6日(木)から14日(金):Web会議システムアプリケーション「Zoom」を使用したオンライン(同時双方向型)による受講
- 6月17日(月)から19日(水):会場に集合して受講
【会場】国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
〒110‐0007 東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-8681
実施報告
受講者の声
図書館司書専門講座を受講して、図書館業務全般の土台となる法令法規の重要さを再認識しました。もちろん前提としてその大枠は把握していましたが、講座内容を振り返ると、それがどういった業務に影響するのかという意識が不足していたように感じます。サービスの根幹を支えているのが法令で、その上に理念や経営があり、その後ようやく末端のサービスが積みあがっていくということをしっかり意識して、今後の業務の改善や新規事業の立ち上げに役立てるとともに、各講義で示された大小様々なアイディアや改善のヒントを職場に持ち帰り、業務に反映させていきたいと思います。最後となりましたが、オンラインにはじまり3日間の集合研修まで、細やかな気遣いで私たちの快適な研修受講にご尽力いただきましたこと改めてお礼申し上げます。
北海道立図書館 主任
南部 歩美
講師の先生方の様々な講義や演習を通し、図書館の基礎知識や地域と連携した事例紹介、サービス計画策定まで、幅広く学ぶことができました。また、自身の担当業務に固執しがちであり、担当外の業務にも広く目を向ける必要性があると感じました。演習では、全国各地の図書館の現状を知ることができ、とても有意義な時間でした。職場に戻った際には、改めて当館の存在意義や、本市の地域教育推進計画等を振り返りながら、常に地域行政や住民ニーズにアンテナを張り、適切な情報提供を行うことで、より市民に身近で安心して利用できる図書館や司書を目指し、積極的にアピールしていきたいと思います。講師の先生や事務局の皆様方には大変お世話になり、貴重な経験をありがとうございました。
宇都宮市立中央図書館 主任司書
小松 早枝子
日々の業務から離れて講座に集中し、考えることのできる大変贅沢な時間でした。あるサービスについて検討する際、立場の異なるさまざまな方の意見を聞きながら自分の意見を述べ、課題を整理し、実現可能な1つの形にまとめることは簡単ではありません。対話の積み重ねがよりよいサービスの実現につながると信じ、志を持ち続けることが必要だと思います。先生方のお話や、全国の図書館員のみなさんとの交流を通じ、とてもよい刺激を受けました。遠隔、集合それぞれの良さが活かされた研修でした。関係各位に御礼申し上げます。いつも支えてもらっている職場の仲間に感謝し、今回の学びを広げ、一人ひとりのウェルビーイングの実現に向けて取り組みます。
金沢市立泉野図書館 係長
菅原 聡恵
今回の研修を受講しての一番の気付きは、国の動向や法規、その背景となる理念を理解した上で実務を行うことの大切さです。ウェルビーイングな社会の実現のため、図書館で特に新しいことに取り組む際には、所属内外を含む様々な人に説明し、巻き込む言葉を語れる能力がリーダーとなる司書に求められると思います。そのような視点で研修中に紹介いただいた各地の事例を改めて振り返ると、どの取り組みも理念の裏付けのあるものだと気づかされました。事務局の皆様は前向きなオーラがあふれていて、とてもポジティブな気持ちで受講を終えることができました。何事も前向きに物事を考えることが大切、ということも今回学んだことの一つです。ありがとうございました。
名古屋市鶴舞中央図書館 主任司書
山田 大輔
ウェルビーイングを実現する上で、図書館こそ役割を果たすのに最適な施設であると感じました。図書館で働く上で、実務に重きをおいてしまいがちでしたが、今回の講座を通し、大谷先生の講義でもあったように「根源的な」部分の重要性に改めて気付かされました。「望ましい基準」や「図書館法」について知っていたつもりでしたが、薬袋先生の講義を受け、熟読する必要性と関連法等を含め現代的に解釈し直すこと、数値目標がない理由等を理解することができました。日々の業務をただ「こなす」ばかりになっていましたが、今回の講座により、日常の業務がどういう意味をもつのか意識して働く重要性を感じました。
鹿児島県立図書館 主査
髙柳 智恵
受講後アンケートの集計結果
本講座の受講後レポートでは、講座を受講して「新たに取り組みたいまたは改善したい業務」についてアンケートを実施しました。その結果、下図のような回答が得られました。

