社会教育実践研究センター

センターの案内図 PDF

〒110-0007
東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-0241
FAX 03-3823-3008

令和6年度社会教育主事専門講座

実施要項
趣旨
社会教育主事として必要な高度かつ専門的な知識・技術に関する研修を行い、都道府県の指導的立場にある社会教育主事としての力量を高める。
令和6年度テーマ
「共に学び支え合う生涯学習・社会教育―ウェルビーイングの実現に向けた社会教育の取組―」
主催
文部科学省
国立教育政策研究所 (社会教育実践研究センター)
期間
令和6年11月14日(木)〜 11月19日(火)(平日4日間)
うち、 11月14日(木)〜 11月15日(金) ライブ配信
    11月18日(月)〜 11月19日(火) 集合研修
原則として、全日程・全講義に出席していただく必要があります。業務や私事都合のための欠席はできません。
業務や生活等の影響を受けずに受講に専念できるよう事前に調整してください。
対象
社会教育主事の資格を有している者で、都道府県・指定都市教育委員会教育長が推薦する次の者。
  • (1) 都道府県・指定都市教育委員会の社会教育主事としての勤務経験が1年(12 か月)以上の者(令和6年9月1日現在。以下同じ。)
  • (2) 都道府県・指定都市立生涯学習・社会教育センターの社会教育主事と同等の職にあって、勤務経験が1年(12 か月)以上の者(指定管理者の職員を含む。)
  • (3) 上記(1)〜(2)と同等の職務を行うと主催者が認めた者
    ※趣旨のとおり、本講座は、ある程度経験を積んだ社会教育主事を対象とした内容で構成していますので、推薦の際にはご留意ください。
定員
60人
研修の実施及び受講方法
11月14日(木)及び15日(金):Web会議システム(Zoom Workplace、以下「Zoom」という。)を使用したライブ配信による受講
11月18日(月)及び19日(火):会場に集合して受講
【会場】国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
〒110-0007 東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-8681
実施報告 (PDF445KB)
受講者の声

この4日間を通して、自分が社会教育主事となった1年目の、熱い気持ちを思い返すことができました。特に、限られた時間の中でのグループワークで、各々が役割を果たしてチームとしてゴールに向かっていくというあの感覚が何だか懐かしかったです。演習が終わった時の充足感から、本講座の大きなテーマである「ウェルビーイングの実現」を、まさにグループ内で具現化できたのではと思った次第です。また、私自身としては「障害者の生涯学習」について知見を深めたいという思いがあったので、講義・シンポジウム等で多くの学びを得ることができ大変有意義なものとなりました。本講座で得たつながりを含めたすべてのものを、本県の生涯学習・社会教育の推進に生かしていきたいと思います。

茨城県教育庁総務企画部生涯学習課
社会教育主事 大出 晃司

専門講座に参加し、ウェルビーイングの実現に向けた社会教育の取組について理解を深め、社会教育を学び続ける意味を再確認しました。これからの時代、ウェルビーイングをキーワードに「学びのオーガナイザー」としての私たちの役割は大きいと自覚することができました。住民主体のまちづくりに魅力と可能性を感じ、様々な仕掛けを試みたいと思います。演習では、事業のデザインやエビデンスに苦労しながらも、熱い思いを共有することができました。4日間の充実した研修に参加させていたただき感謝しています。講師から助言いただいたことや学んだ成果を所属内及び県内社会教育主事と共有し、今後の業務に生かしていきます。また、全国の仲間、グループのメンバーと今後も情報交換をしていきます。

神奈川県教育委員会教育局県央教育事務所指導課
社会教育主事兼指導主事 谷島 花

今回の専門講座では「ウェルビーイング」をキーワードに社会教育主事として、共に学び支え合う生涯学習・社会教育をどのように実現していくのかということについて深く考えました。生涯学習・社会教育事業を行う中で、「やりたいこと」と「やるべきこと」だけではなく、「できないこと」も見極めていくことの大切さを学びました。できないことが分かった上での連携・協働にはより深い意味があるのではないかと思いました。また、演習では、他県の現状を知ったり、様々な視点から話し合いをさせてもらったりしたことで、今後、事業を企画する上で参考となる新たなアイデアや気づきがありました。この講座で得た学びを今後の業務に生かしていきたいと思います。そして、中長期的な視点で地域課題に取り組む社会教育主事でありたいと思います。

岡山県生涯学習センター振興課
社会教育主事(主任) 西野 舞子

本講座で得た経験を生かし、地域のウェルビーイング実現に関わりたいという思いが強くなりました。これは4日間を通して、講師の方、全国で活躍する社会教育主事及び社研の皆様から貴重な学びと出会いの機会を得ることができたからです。特に演習では、班員のみなさんと事業を立案する過程で、新たな視点を学び、自分の成長を感じるとともに、仲間とつながり、チームで解決に向かう心地よさを体感しました。社会教育は、人の数だけ学びのニーズがあり、コーディネート次第で、ひとづくり・つながりづくり・地域づくりにつながる無限の可能性があります。地域のウェルビーイング実現に関わることができる役割を担うことに誇りにしつつ、この熱を今後の業務に生かしていきたいと思います。

愛媛県教育委員会事務局管理部社会教育課 
社会教育主事 水野 浩司

ウェルビーイングの実現がテーマの今回の研修でしたが、これまで深く考えることがなかったので、とても良い学びの機会になりました。様々な事例紹介を通して、目指す目標はどこにあるのか、その実現のためにどんな仕組みづくりや工夫をしているかについて、たくさんの視座をいただきました。また、社会教育主事、行政職員としての自分の役割について、改めて考えるきっかけにもなりました。演習では、財政当局の方に理解し納得してもらえる計画やプレゼンづくりという視点での事業立案は初めての経験で、何のための事業なのかを深く考える良い機会になりました。人と人、組織と組織をつなぎ、地域の活動の火付け役、伴走役の社会教育主事として、地域が求めるウェルビーイングの姿をイメージしながら、これからの社会教育を創っていきたいと思います。

仙台市泉区中央市民センター
主査兼社会教育主事 河野 貴之

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