社会教育実践研究センター

センターの案内図PDF

〒110-0007
東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-0241
FAX 03-3823-3008

令和5年度社会教育主事講習[A]

実施要項
1.概要
社会教育法第9条の5の規定及び社会教育主事講習等規程(以下、「省令」という。)に基づき、文部科学省より委嘱を受け、社会教育主事となりうる資格を付与すること、及び社会教育に携わる専門的職員等の資質の向上を目的として講習を実施しています。
2.主催
国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
3.受講資格
省令第2条各号のいずれかに該当する者
第2条 該当する者の例
第1号該当者 大学に2年以上在学して62単位以上を修得した者、高等専門学校を卒業した者
第2号該当者 教育職員の普通免許状を有している者
第3号該当者 2年以上、社会教育主事補、司書・学芸員等、社会教育に関係する業務に従事している者 他
第4号該当者 4年以上、学校の教職員、専修学校の校長及び教員、少年院又は児童自立支援施設において教育を担当する職にあった者
第5号該当者 その他文部科学大臣が上記に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者
4.期間(全日程)
ア.通常コース
令和5年7月11日(火)〜8月18日(金) (うち集合8日間。)
イ.オンラインコース
令和5年7月11日(火)〜8月30日(水) (集合はなし。すべてオンラインで実施。)
5.日程
 (1)講義や実習等
別表1・2のとおり(プログラム PDF参照)
 (2)講習前操作試行期間
受講決定者に対し、詳細は別途通知。
6.受講方法や定員等
各コースの科目別の期間及び受講方法等は、次のとおりです。
「生涯学習概論」「社会教育経営論」は、各コース共通の日程ですが、コースの科目によっては日程や受講方法が異なります。

ア.通常コース  定員68名
ア.通常コース  定員68名
イ.オンラインコース  定員12名
イ.オンラインコース  定員12名
7.受講環境その他
原則として、全日程のうち、ライブ配信による受講及び集合形式での演習は、すべて出席していただく必要があります。業務や私事都合のための欠席はできません。 業務や生活等の影響を受けず受講に専念できるよう事前に調整してください。
実施報告(PDF1.34MB)
受講者の声

「澤さん、順調に進んでいますか?」
 休憩中、廊下ですれ違った社研職員の方に声を掛けていただきました。その方と私はそれまでに面識はなく、私は80名いる受講生の一人に過ぎなかったため、急に声を掛けられたことで言葉がすぐに出なかったことを思い出します。講習を通して幾度となく耳にした「地域づくりは、人づくり」という言葉。数多くいる「受講生」ではなく、社会教育に携わる「一人」として尊重されながら、私は学べていることを実感しました。
 講習は、前半にeラーニングとライブ配信があり、後半に集合形式で演習がありました。地域を越え、所属を越え、講習では社会教育に関する様々なことを学習しました。多くの学びの中で特に印象的だったのが「人づくり」、参加される目の前の「人」のことを考え活動できたかということです。社会教育主事として企画を立ち上げることが仕事ではなく、今後は人の想いに少しでも触れることができるよう、私も社研職員の方に声を掛けていただいた時のように、自分の目の前にいる方々の想いを尊重しながら「人づくり」に邁進していきます。

東京都杉並区立天沼小学校
澤 祐一郎

既に受講した事務職員からの「良い経験になり、資格の取得も今後の職務に役立つ」という助言から、受講が可能となった今年度に申し込みをさせていただきました。
 eラーニングでは、社会教育に関する背景や知識・実践事例といった幅広い講義から、法令・社会教育主事の役割、学習を活用する機会の重要性や学校教育と社会教育の違いなどを学び、改めて理解する機会となりました。また、多様な講師の先生による魅力的な講義は、学習意欲高く取り組むことができ、社会教育の基礎知識を身に付けることができました。
 そして集合研修では、演習や事業計画の立案に取り組む中で、効果的に学びを深め、グループ活動での意見による新たな気づきや俯瞰的に考えることの大切さを実感し、何より受講生同士で協力し、共に学んだ経験により、とても有意義なものとなりました。職員の方や講師の先生にも手厚くお力添えいただき、そのような中で、全国の方々と共に学ぶ貴重な機会をいただいたことに感謝し、今後の職務に生かしてまいります。

埼玉県嵐山町立志賀小学校
荻野 護

社会教育施設勤務2年目がスタートし、現行の事業改善や新規事業への挑戦に必要な社会教育に関する知識や技術を習得しスキルアップしたいと思ったのが、受講したきっかけです。
 講習前半は、eラーニングでの学習でしたが、自分の仕事と両立しながら受講できたり、1度で理解できなかったところを何度も繰り返し視聴できたりと、自分のペースで学習できるため大変助かりました。
 後半は、全国の受講生が一堂に会し、これまでの学びをもとに実践的な学習をしました。自治体職員や学校教員、社会教育施設職員等、社会教育に関わる様々な職種の方と対話しながらの学びは、新たな気づきが多く、様々な立場や視点で社会教育を捉え直すことができ、「協働」の重要性を実感しました。
 講習を修了できたのは、社研の皆様のサポートや同僚等の協力のおかげです。今回の学びを学びで終わらせず、次につなげ生かしていくことで皆様への御礼とし、宮崎県の社会教育発展に貢献していきたいと思います。

宮崎県立図書館
長田 有未

公民館に勤務して3年目となり、見よう見まねで行ってきた学習プログラムは順調ではあったのですが、「社会教育とは?」と自問自答しながら、やはり体系的に社会教育の基礎を学びたいと思い、社会教育主事講習を受講しました。
 勤務をしながらの受講でしたので、eラーニングは非常に効率的でした。慣れていないため、始めのころは何か不自由な感覚がありましたが、途中からは聞き逃したことをリピートしたり、気になる講義はもう一度見直したりと、いつのまにか「eラーニング」が好きになっていました。
 ウェブ会議システムを利用してのライブ配信も、初めての経験でした。社会教育を学ぶ全国の仲間と話をすることが楽しく、上野での集合研修では随分前から知り合いだったと錯覚するくらいでした。
 そして最後の1週間、終わりが見えない不安な気持ちを社研の職員の方々からの温かいアドバイスや声掛けをしていただきながら、40日間の講習の終わりを迎えられました。

福島県相馬市東部公民館
立花 康稔

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実施要項等
各科目の概要(講義レジュメ)