社会教育実践研究センター

センターの案内図 PDF

〒110-0007
東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-0241
FAX 03-3823-3008

令和5年度図書館司書専門講座

実施要項
趣旨
司書として必要な高度かつ専門的な知識・技術に関する研修を行い、都道府県・指定都市等での指導的立場になりうる司書及び図書館経営の中核を担うリーダーとしての力量を高める。
実施期間
令和5年6月15日(木)〜 6月28日(水)--- 10日間(土日を除く)
対象
図書館司書の資格を有している者で、都道府県・指定都市教育委員会教育長、都道府県知事・指定都市市長が推薦する次の者
  • (1) 図書館法第2条に規定する図書館に勤務する司書または職員で、同法第2条に規定する図書館での令和5年4月1日時点の勤務経験が通算7年以上で指導的立場にある者
  • (2) 上記(1)と同等の職務を行うと主催者が認めた者
定員
60人
研修の実施及び受講方法
  • (1) 6月15日(木)から23日(金):Web会議システムアプリケーション「Zoom」を使用したオンライン(同時双方向型)による受講
  • (2) 6月26日(月)から28日(水):会場に集合して受講
【会場】国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
 〒110‐0007 東京都台東区上野公園12-43
 TEL 03-3823-8420
実施報告 (PDF920KB)
受講者の声

すべての講義内容が面白く、自分に足りない視点を与えてくれ、とても充実した10日間でした。これまで個人のスキルアップと組織に意識が向いていましたが、図書館の評価、文科省の方針、地域課題の捉え方、ハンディキャップサービスの意識、キャリアへの考え方など、自館の業務だけでは得られない気づきを得ることが できました。館の方針に関わる職員として足りなかった意識を、今補うことができて良かったです。演習では、計画作成の取り組みを通じて、企画・立案・説明に必要な情報や過程がわかり、今後のサービス実現にすぐにいかせそうです。また、エリアを超えて他館の職員と話し合える場、その館ならではのサービスへの考え 方などに触れられる機会は貴重でした。刺激をいただきました。当館が、今の社会で求められるレベルに達していないことを改めて実感し、日々改善する意識を手放さないように心に刻むとともに、この内容を同僚と共有できたら、当館はどんなに素晴らしい図書館になるだろう、とワクワクしております。
 最後になりましたが、様々なエリアから研修を受講できるようご尽力いただいた関係者の皆さまに感謝を申し上げます。お世話になりました。

紫波町図書館 主任司書
吉田 めぐみ

今回の図書館司書専門講座を受講したことで、普段行っている業務内容が地域住民に対してどのような影響を及ぼしているのか、また地域住民の生活をよりよくするためにはこれからどのような気持ちでサービスに取 り組めばよいのか、改めて自身の職務内容や図書館の在り方について考えるきっかけになりました。特に今回のテーマの「ウェルビーイング」については、講座を受講するまでは具体的に図書館との繋がりがイメージで きませんでしたが、今回の講座を通じてこの概念が図書館の存在意義そのものであるということに気づくことができました。これからは地域住民のウェルビーイングを念頭に置きながら、図書館サービスを実行していき たいと思います。

千葉県立中央図書館 司書
鈴木 紅美

図書館司書専門講座を受講して、あらためて図書館界の動向や押さえておくべき考え方など、とても参考になりました。私は、図書館司書であり、行政職でもあります。これまで、図書館のあり方や考え方について、 行政職の方から問題提起や尋ねられることがあると、一緒に議論したり考えたりして、業務を行ってきました。今回の受講で整理できた部分もありましたので、とても有意義でした。
 また、公立図書館は、自治体が設立する行政の一機関であり、行政機関としての図書館としてのあり方や、新しい図書館の問題点なども取り上げていただけたら、もっと良かったと思いました。研修期間中は、丁寧に ご対応いただき、安心して受講することができました。ご尽力いただいた関係者の皆さまに感謝を申し上げます。お世話になりました。

明石市政策局 シティセールス推進室 本のまち推進課 係長
山畑 幸子

講座全体を振り返って感じたのは「ウェルビーイングの追求」=「地域課題の掘り起こし」であるということです。当館では遠方の地域に住む人、人口の割合の多数を占める高齢者、障がいを持つ人など、様々な立場 の人に向けたサービスが十分にはできていません。すべての人たちが、何の心配もなく気軽に図書館を利用してもらうために、どのようなサービスを展開していくべきか、今回学んだ多くのことを職場内で共有し、館全体で考えていけたらと思います。最後になりましたが、講義をしていただいた講師の先生方、関係者のみなさまに改めて御礼申し上げます。貴重な機会を設けていただき本当にありがとうございました。

大分県立図書館 司書
江藤 志保

受講後アンケートの集計結果

本講座の受講後レポートでは,講座を受講して「新たに取り組みたいまたは改善したい業務」についてアンケートを実施しました。その結果,下図のような回答が得られました。

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 実施要項等
 講義の概要