社会教育実践研究センター

センターの案内図 PDF

〒110-0007
東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-0241
FAX 03-3823-3008

令和5年度社会教育主事専門講座

実施要項
趣旨
社会教育主事として必要な高度かつ専門的な知識・技術に関する研修を行い、都道府県の指導的立場にある社会教育主事としての力量を高める。
令和5年度テーマ
「ウェルビーイングの実現を目指すための社会教育の役割」
主催
文部科学省
国立教育政策研究所 (社会教育実践研究センター)
期間
令和5年10月12日(木)〜10月17日(火)(平日4日間)
うち、10月12日(木)〜10月13日(金)ライブ配信
10月16日(月)〜10月17日(火)集合研修
対象
社会教育主事の資格を有している者で、都道府県・指定都市教育委員会教育長が推薦する次の者。
  • (1) 都道府県・指定都市教育委員会の社会教育主事としての勤務経験が1年(12か月)以上の者(令和5年8月1日現在。以下同じ。)
  • (2) 都道府県・指定都市立生涯学習・社会教育センターの社会教育主事と同等の職にあって、勤務経験が1年(12か月)以上の者(指定管理者の職員を含む。)
  • (3) 上記(1)〜(2)と同等の職務を行うと主催者が認めた者
    ※趣旨のとおり、本講座は、ある程度経験を積んだ社会教育主事を対象とした内容で構成していますので、推薦の際にはご留意ください。
定員
60人
研修の実施及び受講方法
・10月12日(木)及び13日(金):
Zoomデスクトップクライアントを使用したライブ配信による受講
・10月16日(月)及び17日(火):
会場に集合して受講
【会場】国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
〒110-0007 東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-8681
実施報告 (PDF373KB)
受講者の声

本研修により、まず、自分のウェルビーイングに対する理解の曖昧さと、孤立を自分事として捉えていなかった傲慢さを恥じました。基調講義の内容が基になり、各研修の学びを積み上げながら、ウェルビーイングを目指すプロセスに価値があるのではないかと悩んだり、地域全体で孤立者を支え合う姿に感動したり、班内で協調的ウェルビーイングを認め合ったりと、本研修テーマにどっぷりと浸り研鑽を積むことができました。そして、講義及び演習の役に立ちたいと思い始めた自分がいたことも自覚できました。学び合える人がいて、導いてくれる人がいたことに感謝いたします。「社会課題解決に導くのは、それを使いこなす 『人』の存在である」。地域が持続的によくなることを想像しながら、この学びを地域に還元し、目標を共有するチーム員と共に本県生涯学習・社会教育推進のため力を尽くします。

秋田県教育庁生涯学習課社会教育主事
菊地 智

専門講座では、社会教育がウェルビーイングの実現を目指すための課題の解決策について、様々な視点から講義や事例の紹介がありました。 例えば、多様なニーズに対応した事業立案の方法の講義や地域住民が主体的に学び合える環境と場を提供することによって地域コミュニティを活性化させる事例、高齢者の孤立や外国人支援などの社会課題に取り組む事例などです。これらの講義から、社会教育は単なる学習の場ではなく、ウェルビーイングを実現する場として、大きな可能性を秘めていると感じました。また、演習や様々な研修を通して、全国各地で活躍する社会教育主事の経験や知見を共有することができ、とても刺激的な時間となりました。

群馬県教育委員会西部教育事務所社会教育主事
高橋 隆二

今、私自身がWell-beingを体感しています。講座を通して、多様な視点からの学びとともに、すばらしい講師の先生方や全国各地の社会教育主事、貴センターの職員のみなさまとの出会いを得ることができました。この学びと出会いを次のステップにどう生かしていくのかは、私自身の「Welldoing(取組・実践)」にかかっているということに責任を感じるとともに、自分自身への期待感に溢れています。 なぜ私が今ここにいるのかについて、本講座の中で問いかけながら受講していました。その探求はまだまだ続くと思いますが、地域や誰かの未来について語り合える社会教育主事であることに幸せと誇りを感じています。本講座で得た学びを仲間に伝え、これからにつなげていきたいと思います。

愛媛県教育委員会事務局社会教育課担当係長
舟田 美加

近年はあらゆる人を対象としたテーマでしたが、「ウェルビーイングの実現」という個人的な面と社会的な面を包括的に考える機会を頂けて大変感謝しております。日々の業務に追われ、研修テーマで国の動向を知るという流れが続いていました。今回の研修で確認すべきポイントを明確に理解できるようになったので、根拠資料として活用していきたいです。また、社会教育は何でもできるからこそ、何をすればいいのか、誰も来ないのはニーズがないのかと不安になることがありました。いま聞いている地域の声はどんなものなのか、どんな人からの声が少ないのだろうかということを改めて考えるきっかけとなりました。

千葉市稲浜公民館主事
宮城 遥

改めて、ウェルビーイングの実現を目指すための社会教育の役割について考える機会をいただけて、とてもありがたいと思いました。実態や課題等が異なる各自治体の方と日頃の悩みや社会教育に対する思いなどについて意見交流することができました。演習の中で、現状の問題等について伝え合ったり、指導者のアドバイスを生かして作業を進めたりすることで、事業モデルの立案をすることができました。今回学んだことは、名古屋市の社会教育主事等にも伝達し、まずは、より多くの名古屋市民のウェルビーイングの実現を目指して、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。そして、会話を大切にして、新たな視点や気づきを得ることを意識しながら、社会教育主事の力量向上につなげていきたいと思っています。

名古屋市生涯学習課社会教育主事
吉村 祥吾

受講後アンケートの集計結果

本講座の受講後レポートでは,講座を受講して「新たに取り組みたいまたは改善したい業務」についてアンケートを実施しました。その結果,下図のような回答が得られました。

ダウンロード
 実施要項等
 講義の概要