社会教育実践研究センター

センターの案内図 PDF

〒110-0007
東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-0241
FAX 03-3823-3008

令和4年度社会教育主事専門講座

実施要項
趣旨
社会教育主事として必要な高度かつ専門的な知識・技術に関する研修を行い、都道府県の指導的立場にある社会教育主事としての力量を高める。
令和4年度テーマ
「あらゆる人々の活躍の推進に向けて〜包摂的な社会教育施策の立案〜」
主催
文部科学省
国立教育政策研究所 (社会教育実践研究センター)
期間
令和4年11月10日(木)〜11月15日(火)(平日4日間)
うち、11月10日(木)〜11月11日(金)ライブ配信
11月14日(月)〜11月15日(火)集合研修
対象
社会教育主事の資格を有している者で、都道府県・指定都市教育委員会教育長が推薦する次の者
  • (1) 都道府県・指定都市教育委員会の社会教育主事としての勤務経験が1年(12か月)以上の者(令和4年9月1日現在。以下同じ。)
  • (2) 都道府県・指定都市立生涯学習・社会教育センターの社会教育主事と同等の職にあって、勤務経験が1年(12か月)以上の者(指定管理者の職員を含む。)
  • (3) 上記(1)〜(2)と同等の職務を行うと主催者が認めた者
    ※趣旨のとおり、本講座は、ある程度経験を積んだ社会教育主事を対象とした内容で構成していますので、推薦の際にはご留意ください。
定員
60人
研修の実施及び受講方法
・11月10日(木)及び11日(金):
Web会議システムアプリケーション「Zoom」を使用したライブ配信による受講
・11月14日(月)及び15日(火):
会場に集合して受講
【会場】国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
〒110-0007 東京都台東区上野公園12-43
TEL:03-3823-8681
受講者の声

包括的な社会における社会教育主事の役割について深く考えた4日間でした。 私は、講座を受ける前は、包括的な社会における社会教育主事の役割は、「地域のネットワークづくりの支援」が大切と思っていましたが、今は「支援する人材を育成する環境づくりの支援」が最も重要と考えます。 障がい者や女性、在日外国人等、歴史的な偏見や慣習等から不当な扱いを受けている方々に対し、地域での理解者や支援する人をいかに増やしていくかが、今行政に求められていることと感じました。 演習Tで障がい者と言われる方々とともに活動を行うことができ、自分自身のバイアスに気付くことができたので、まずは、継続的に市町村関係者に「当事者を知る」機会を設けていきたいと思いました。

岩手県立生涯学習推進センター
佐藤 真

今回の研修では、「包摂的」という部分で様々な見方や考え方を学ぶことができました。研修のタイトルのようにあらゆる人々(当事者)の視点で考えることで、ニーズに直結した施策になることを改めて実感しました。 そのような視点をもつためには、あらゆる人々(当事者)と実際に関わり、表面上の知識だけではなく、本当の意味で「知る」ことが大切であると強く感じました。 本市では、障害者を対象にした講座・事業を実施しています。講義や実践交流を通して得た「当事者のニーズ、様々な主体との連携・協働、客観的な証拠に基づく振り返り」という視点から講座・事業を見直し、より良い進め方について真摯に考えていきたいと思います。

名古屋市教育委員会事務局 生涯学習部 生涯学習課 分室
廣田 智史

障害者の生涯学習というテーマに、当初は現在の業務にはあまり活かせないのではないかという思いもありました。 しかし講義を受ける中で、以前勤めていた公民館での取組を思い出し、社会教育は目の前の課題や困りごと、気づきに対して色々な形でアプローチできるものであり、それが魅力や楽しさ、強みであることを再認識することができました。 そして、一見関係ないと思えるようなことからも新たな視点や気づきを得ることができ、そうした視野の広がりは、今後あらゆることに活かしていけるものだと思っています。 また、演習を通して「学びあい、育ちあう」という社会教育のあるべき姿を実感することもできました。 学びの多い研修となり、感謝しています。

北九州市立生涯学習総合センター
山本 聡子

社研の講習を受講するたびに改めて「ここがスタートラインだ」と感じます。「包括的」という概念をいかに自分事としてとらえていなかったか、事業の視点として欠いていたかに気づきました。 時に福祉との住み分けが議論になりがちですが、幅広い対象を持つ社会教育だからこそ、学びによって誰もがつながり合い、理解を深め、地域づくりにつなげることができるということを講座・演習を通して実感しました。 オンラインの活用の可能性や対面の楽しさも再確認しました。社会教育主事だからこそ率先して学び・つなぎ・つながり、今後の社会教育の推進に生かしていきます。
 最後に、講師・社研の皆様、共に悩み語り合った全国の仲間の皆様へ感謝を申し上げます。今後ともよろしくお願いします。

佐賀県県民環境部まなび課
須貝 遊

受講後アンケートの集計結果

本講座の受講後レポートでは,講座を受講して「新たに取り組みたいまたは改善したい業務」についてアンケートを実施しました。その結果,下図のような回答が得られました。

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 実施要項等
 講義の概要