社会教育実践研究センター

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令和2年度社会教育主事講習[A]

実施要項
1.趣旨
社会教育法第9条の5の規定及び社会教育主事講習等規程に基づき,文部科学省より委嘱を受け,社会教育主事となりうる資格を付与すること及び,社会教育に携わる専門的職員等の資質の向上を目的とした講習を実施するものです。
2.主催
国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
3.対象
社会教育主事講習等規程第2条の各号のいずれかに該当する方が対象です。
4.定員
50人
※なお,受講者の選定制限の取扱いについては,実施要項PDFファイル「12.受講者の選定及び受講者決定の通知」を参照してください。
5.期間
【全日程】
令和2年7月27日(月)〜8月24日(月)-- 20日間
なお,今後の新型コロナウイルス感染拡大の状況等によって,講習日程等の変更又は中止の可能性がありますので,あらかじめ御了承ください。

受講者の声

私は,教師として18年間学校教育に携わってきました。今回,この社会教育主事講習を受講させていただき,社会教育の意義,社会教育主事の役割,社会教育行政の現状や今後の方向性等を学ぶ中で,「教育」に対する自分の視野がいかに狭かったかを痛感しました。
 私が現在勤務している群馬県川場村には,「うちの子も よその子どもも 川場の子 『川場の子どもは川場の宝』 だからみんなで育てましょう!」という素敵なスローガンがあります。今回のこの講習で,私はこのスローガンの真の意味を理解できたような気がします。子どもたちを通じて,学校内外の大人同士がつながって地域の教育力を高める,その架け橋のような存在になれるよう本講習での学びを今後の仕事に生かしていきたいと思います。コロナ禍の大変な状況にも関わらず,温かく丁寧にサポートしてくださった社研の皆様,本当にありがとうございました。

川場村立川場小学校 教諭
山岸 敬幸

「あつい」・・・それが,社会教育主事講習を受けて率直に感じたことです。もちろん,夏場の講習でありマスク・フェイスシールド着用でしたので「暑い」ということもありました。しかしそれ以上に,講師の方々や社研の方々の社会教育への思いや受講者の学ぼうという気持ちの「熱さ」を感じました。
 社会教育に携わり,まだ4か月しか経過していない私にとって,この「熱い」講習は新しい発見の連続でした。そもそも社会教育とは何なのか,社会教育で大切なことは何なのか,そして,自分の役割やすべきことがわかってきました。
 これから社会教育主事として,コーディネート能力やプレゼンテーション能力,ファシリテーション能力を高めていくとともに,人材や資源を結びつけ,地域の力を引き出すことができるよう日々精進していきます。この度は,貴重な学びの機会をありがとうございました。

川口市教育委員会生涯学習課 副主幹
市川 周作

とまれ・社会教育主事講習の・ススメ。しっかり目的を持って講習に参加した者。上司に言われて仕方なく参加した者。様々なバックグラウンドを持った人達が集まり,過ごした1か月。私たちは社会教育を「わかった」のだろうか。社会教育主事として何か「できる」ようになったのだろうか。否。重要なのがそこではないことを,この1か月で学んだ。我々は社会教育的なものの見方を学ぶことを楽しみ,学ぶことの意味を考えたのだ。(鈴木眞理先生。本の最後だけ読んで書いたわけではないですよ。全部読みました!)社会教育に今後かかわる者,そうでない者,様々だと思う。しかし,我々は,どんな仕事に対しても,「楽しみ」を享受するために「苦しみ」をも甘受しながら,過程を楽しんでいくだろう。R2A!やれば〜!できる!

浦安市教育委員会郷土博物館 副主査
中川 裕司

「社会教育主事の資格を取りたいなぁ」と思いながらも毎日の業務に追われて,気が付けば公民館職員になり15年が過ぎてしまいました。期待を胸に講習が始まると,講師の方々の講義は楽しくも難しく,またテストにレポートにと,四苦八苦する日々が続きました。今回一緒に受講した仲間が応援してくれたお陰と,なんといっても,課題班別検討担当の職員の存在には感謝しかありません。レポートには,具体的なアドバイスを書いてくださり,館内では笑顔で声を掛けてくださり,なんといっても忘れられないのは,アドバイスの最後に「あとひと踏ん張りです。」と書いてくださった言葉にどれだけ励まされたかわかりません。
 最後に,コロナ禍の中,受講者の健康を気遣ってくださった社研スタッフ皆様のお陰で講習が中止にもならず,みんなそろって修了することができました。R2Aの皆さん,社研の皆さん,ありがとうございました。

相模原市立上鶴間公民館 主事
松田 好恵

社会教育行政職員としての基盤となる知識や技能を深め,社会教育に携わるエネルギーを充電することができた1か月間でした。社研の皆さんのサポートと職場の理解,関係する全ての方々に感謝いたします。
 充実した講義や実践事例発表,質問への丁寧な御対応,事業への指針や温かい励ましの言葉に感動する日々でした。「暑い」と言いながらフェイスシールド越しに課題検討をしたのも楽しい思い出です。また,社会教育の醍醐味でもある「集う」ことが困難な現在,「どのように学びつながることができるのか」という課題への一つの示唆を得ました。
 講師の先生方や実践発表の方々,受講者の仲間,社研の皆さんの「熱」を感じ,早く地元に戻り学んだことを共有したく思いました。
 仲間との再会を楽しみにしつつ,講習での学びを糧に社会教育の充足のために精進していきたいと思います。

佐賀県県民環境部まなび課 主査
須貝 遊

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実施要項等
各科目の概要(講義レジュメ)