社会教育実践研究センター

センターの案内図 PDF

〒110-0007
東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-0241
FAX 03-3823-3008

令和2年度社会教育主事専門講座 

実施要項
趣旨
社会教育主事として必要な高度かつ専門的な知識・技術に関する研修を行い,都道府県・指定都市の指導的立場にある社会教育主事としての力量を高める。
令和2年度テーマ
「新たな人のつながりで拓く社会教育施策の立案〜変わる社会教育・変わらない社会教育〜」
主催
文部科学省
国立教育政策研究所 (社会教育実践研究センター)
期間
令和2年11月9日(月)〜11月12日(木) --- 4日間
対象
社会教育主事の資格を有している者で,都道府県・指定都市教育委員会教育長が推薦する次の者
  • (1) 都道府県・指定都市教育委員会の社会教育主事としての勤務経験が1年(12か月)以上の者(令和2年9月1日現在。以下同じ。)
  • (2) 都道府県・指定都市立生涯学習・社会教育センターの社会教育主事としての勤務経験が1年(12か月)以上の者
  • (3) 上記(1)〜(2)と同等の職務を行うと主催者が認めた者
    ※趣旨のとおり,本講座は,ある程度経験を積んだ社会教育主事等を対象とした内容で構成していますので,推薦の際には御留意ください。
研修の実施及び受講方法
次を主会場とし,Web会議システム(Zoom)を使用してオンライン(同時双方向通信)による講義を行う。
受講者は,すべてオンラインにより本講座を受講する。
(主会場)国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
〒110-0007 東京都台東区上野公園12-43
TEL:03-3823-8420・8681
FAX:03-3823-3008
受講者の声

新型コロナウイルスの感染拡大によりオンラインでの受講となりましたが,一緒に受講する仲間や運営する社会教育実践研究センターの職員の方と画面越しに会うことで,日に日に親近感が湧いて参りました。
 コロナ禍において,停滞している社会教育事業が多いですが,今こそICTの技術を駆使し,「どうしたらできるか。」を考え行動することが,現在の社会教育主事に求められていることの一つであると実感しました。
 全国の仲間の高い専門性と社会教育主事としての使命感に刺激を受け,情報を交流し,一緒に話し合うことで,自分の学びが深まりました。この度の研修をとおして「人をつなぐこと。」,「止まらず前へと進むこと。」の2点を柱に社会教育の振興に全力を注ぐ決意を新たにしました。

北海道教育庁石狩教育局教育支援課
加藤 雅司

オンラインでの研修とはいえ,参加者の同じグループの方々と話をする中で,日々同じ目標を持ち,同じ様に苦労をして働いている仲間なのだという共感的な感情が沸いてきて,とても話しやすく,有意義な時間を過ごすことができました。 「社会教育主事はもっともっと街に出て,新しいネットワークづくりを」「楽しいと思う活動でなくてはならない」など,講師の先生方の言葉から,社会教育に関わる者としての原点を確認することができました。 また,「成功の反対は何もしないこと」「とにかくチャレンジして,トライ&エラーを繰り返す事」「誰もが語るべきストーリーを持っている」など,私の中に新風をもたらす言葉に出会えたことも収穫となりました。

仙台市太白区中央市民センター
宮澤 啓一

オンラインでの講座ということで,不安もありましたが,「ICTの利活用」や「新たな人のつながり」を中心に,先進的な事例をたくさん取り入れながら講義を進めていただき,改めて自分の自治体で「今,何が出来るか」を考える良い機会になりました。グループワークでは,画面越しの交流ではありましたが,親近感が生まれ,終わる頃には寂しくなってしまうほどでした。直接会えない環境でも,オンラインを通じてつながりを作ることができると実感し,社会教育において,人々をつなぐ手立てとしても有効な手段ではないかと感じました。しかし,やはり皆さんに直接お会いしたかったです。次は皆さんに直接お会いできることを願っております。4日間ありがとうございました。

さいたま市教育委員会生涯学習振興課
野 未紗

本講座を受講し,県社会教育行政が果たすべき役割について,たくさんの気づきを得ました。「コロナ禍にあっても学びを止めない」を大事に考えてきたつもりでしたが,これまで実施してきた研修事業が「いつでも,どこでも,だれでも学べる機会」には程遠いものであったと顧みる機会になりました。今後,本講座で学んだICT活用が生み出す可能性,地域の課題や目標を明らかにしていく術,課題の解決に向けて誰とつながるか,誰をつなげるかという新たなつながりづくりの視点をもとに,まずは,所属で実際の課題に基づいたリアル演習が必要だと思っています。講座の中で聞いた言葉「try&error」を励みに,来年度の構想を練りたいと思います。

三重県教育委員会事務局社会教育・文化財保護課
田中 聖子

本講座はオンライン開催ということもあり,ICT機器に明るくない私は,不安な気持ちでした。しかし,事前の接続テストや当日のオリエンテーションの際に,職員の方々から丁寧にサポートしていただいたおかげで,問題なく受講することができました。また,講義内容もICT活用にかかわる事例が数多くありましたが,ICT機器がコロナ禍を解決するための手段としてだけでなく,対面では連携が困難な人々(高齢者や山間部の子どもたちなど)がつながるきっかけとしても活用されていることが分かり,視野が広がりました。本講座で得た知識や技能を職場で共有するとともに,演習などを通した受講者同士のつながりを今後も大切にしていきたいです。

香川県教育委員会事務局生涯学習・文化財課
松井 和久

初日の講義に,社会教育のあたりまえを「再定義」するという言葉がありました。今回の講座は,まさに様々なことを再定義する契機になったと思います。多様な講師の講義や実践発表はもちろん,他県の社会教育事業に関わる方々と交流できたことが,今後,社会教育主事としての視野を広げることにつながりました。特に,グループ演習で,モデル地域のリアルな課題に対し,具体的でより現実的な事業のリメイクについて協議したことが刺激的でした。課題のとらえ方,施策を立案する時の視点,事業費の扱いなど,日常の業務では知りえない事柄が数多くあり,班員との交流を通じて見識を深めることができました。今後の事業等の推進にあたっては,多角的な視点を意識し,再定義を繰り返しながら取り組み,成長していきたいと強く思いました。

福岡県教育庁京築教育事務所
池田 篤史

受講後アンケートの集計結果

本講座の受講後レポートでは,講座を受講して「新たに取り組みたいまたは改善したい業務」についてアンケートを実施しました。その結果,下図のような回答が得られました。

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 実施要項等
 講義の概要