- 趣旨
- 司書として必要な高度かつ専門的な知識・技術に関する研修を行い,都道府県・指定都市等での指導的立場になりうる司書及び図書館経営の中核を担うリーダーとしての力量を高める。
- 実施期間
- 平成30年6月18日(月)〜6月29日(金)---12日間
- 対象
-
都道府県・指定都市教育委員会が推薦する次の者
(1) 図書館法第2条に規定する図書館に勤務する司書で,勤務経験がおおむね7年以上で指導的立場にある者
(2) 上記(1)と同等の職務を行うと主催者が認めた者
- 定員
- 50人
- 会場
- (1)主会場
-
国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
〒110-0007 東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-8420・8681
FAX 03-3823-3008
- (2)現地研修会場
- 6月22日(金)午前 下記コースより1コースを選択
- <aコース>
-
荒川区立ゆいの森あらかわ
〒116-0002 東京都荒川区荒川2-50-1
- <bコース>
-
横浜市中央図書館
〒220-0032 神奈川県横浜市西区老松町1
- <cコース>
-
東京都立中央図書館
〒106-8575 東京都港区南麻布5-7-13
- <dコース>
-
浦安市立中央図書館
〒279-0004 千葉県浦安市猫実1-2-1
- <eコース>
-
公益財団法人東京子ども図書館
〒165-0023 東京都中野区江原町1-19-10
※詳しくは
実施要項PDFファイルをご覧ください
※プリントアウトされる方は
プログラムPDFファイルをご利用ください。
平成30年6月18日(月)|1日目
時間 | 内容 |
10:00-10:30 | 受付 |
10:30-11:00 |
開講式・オリエンテーション |
11:00-11:15 |
休憩 |
11:15-12:45 |
基調講義 生涯学習社会における図書館の役割
- 森 茜
- 公益社団法人日本図書館協会理事長
|
12:45-14:00 | 休憩 |
14:00-15:00 |
行政説明 図書館行政の動向
- 文部科学省生涯学習政策局社会教育課
|
15:00-15:15 | 休憩 |
15:15-17:15 |
ワークショップ 交流プログラム
- 国立教育政策研究所社会教育実践研究センター専門調査員
|
平成30年6月19日(火)|2日目
時間 |
内容 |
9:30-11:00 |
講義 図書館サービスの論点整理
- 齊藤 誠一
- 千葉経済大学短期大学部ビジネスライフ学科教授 ・千葉経済大学総合図書館長
|
11:00-11:15 | 休憩 |
11:15-12:45 |
講義 図書館サービスにおけるユニバーサルデザイン
- 関根 千佳(
49KB)
- 株式会社ユーディット会長兼シニアフェロー
|
12:45-14:00 |
休憩 |
14:00-17:15 |
講義・演習 図書館資料の収集と情報提供
- 安形 輝(
49KB)
- 亜細亜大学国際関係学部国際関係学科教授
|
17:45- |
情報交換会 |
平成30年6月20日(水)|3日目
時間 |
内容 |
9:30-11:00 |
講義 図書館における人材育成と司書の専門性
- 大谷 康晴
- 日本女子大学文学部日本文学科准教授
|
11:00-11:15 |
休憩 |
11:15-12:45 |
講義 図書館の基準・運営方針をめぐる論点整理
- 薬袋 秀樹(
502KB)
- 筑波大学名誉教授
|
12:45-14:00 | 休憩 |
14:00-17:15 |
シンポジウム 図書館の可能性を探る ―多様な主体と連携した課題解決支援サービスの展開―
- <コーディネーター>
田村 俊作
- 慶應義塾大学名誉教授
- <登壇者>
-
- (1)多様な主体と連携した健康・医療情報提供の実際
- 西岡 由乃 長崎市立図書館サブチーフ
- (2)多様な主体と連携したビジネス支援の実際
- 菅原 大志(
502KB) 秋田県立図書館サービス班副主幹(兼)班長
- (3)多様な主体と連携した地域課題解決の実際
- 原 裕昭(
502KB) 沖縄県立図書館主査(司書)
|
17:15- |
現地研修オリエンテーション |
平成30年6月21日(木)|4日目
時間 | 内容 |
9:30-12:45 |
講義・演習 レファレンスサービスの方法と実際
- 小田 光宏(
502KB)
- 青山学院大学教育人間科学部教育学科教授
|
12:45-14:00 |
休憩 |
14:00-17:15 |
事例研究I 人生100年時代における図書館サービスの在り方
- <講師>
- 呑海 沙織(
502KB) 筑波大学図書館情報メディア系教授
- <事例>
- (1)図書館における回想法を活用した取組
- 井上 典子(
502KB) 京都市醍醐図書館副館長
- (2)他部局や地域住民と協働した高齢者サービス
- 舟田 彰(
502KB) 川崎市立宮前図書館課長補佐
|
平成30年6月22日(金)|5日目
時間 | 内容 |
9:30-12:45 |
現地研修[視察] 図書館の運営の実際 [選択]
- 荒川区立ゆいの森あらかわ
- 横浜市中央図書館
- 東京都立中央図書館
- 浦安市立中央図書館
- 公益財団法人東京子ども図書館
|
12:45-14:00 | 休憩 |
14:00-17:15 |
現地研修[事例研究] 現地研修で視察した図書館の特色, 課題等の共有
[場所]社会教育実践研究センター
- 国立教育政策研究所社会教育実践研究センター専門調査員
|
17:15- |
演習オリエンテーション
|
平成30年6月25日(月)|6日目
時間 | 内容 |
9:30-12:45 |
事例研究U 図書館の経営と評価
<講師>
- 桑原 芳哉
- 尚絅大学現代文化学部文化コミュニケーション学科教授
<事例>
- (1)市立図書館の実際
- 森本 恭子(
502KB) 福生市立武蔵野台図書館分館長
- (2)県立図書館の実際
- 村中 登 埼玉県立熊谷図書館主席司書主幹
|
12:45-14:00 | 休憩 |
14:00-17:15 |
講義・演習 図書館を核としたまちづくり
- 平賀 研也
- 県立長野図書館長
|
平成30年6月26日(火)|7日目
時間 | 内容 |
9:30-11:00 |
講義 図書館のPRと広報
- 鎌倉 幸子
- アカデミック・リソース・ガイド株式会社取締役リレーションズ・ストラテジスト
|
11:00-11:15 |
休憩 |
11:15-12:45 |
講義 図書館の危機管理
- 中沢 孝之(
502KB)
- 草津町教育委員会事務局学校教育係長
|
12:45-14:00 |
休憩 |
14:00-17:15 |
講義・演習 図書館におけるビジョンの実現戦略
- 石川 敬史
- 十文字学園女子大学人間生活学部文芸文化学科准教授・図書館副館長
|
平成30年6月27日(水)|8日目
時間 | 内容 |
9:30-12:45 |
講義・演習I 図書館サービス計画の企画・立案
- 叶多 泰彦
- 市川市中央図書館資料情報担当主幹
- 砂生 絵里奈(
502KB)
- 鶴ヶ島市教育委員会生涯学習スポーツ課主査
- 中川 清裕
- 三重県立図書館資料調査課主査
- 国立教育政策研究所社会教育実践研究センター専門調査員
|
12:45-14:00 |
休憩 |
14:00-17:15 |
演習U 図書館サービス計画の企画・立案
- 叶多 泰彦
- 市川市中央図書館資料情報担当主幹
- 砂生 絵里奈
- 鶴ヶ島市教育委員会生涯学習スポーツ課主査
- 中川 清裕
- 三重県立図書館資料調査課主査
- 国立教育政策研究所社会教育実践研究センター専門調査員
|
平成30年6月28日(木)|9日目
時間 |
内容 |
9:30-12:45 |
演習V 図書館サービス計画の企画・立案
- 叶多 泰彦
- 市川市中央図書館資料情報担当主幹
- 砂生 絵里奈(
502KB)
- 鶴ヶ島市教育委員会生涯学習スポーツ課主査
- 中川 清裕
- 三重県立図書館資料調査課主査
- 国立教育政策研究所社会教育実践研究センター専門調査員
|
12:45-14:00 |
休憩 |
14:00-17:15 |
演習W 図書館サービス計画の企画・立案
- 叶多 泰彦
- 市川市中央図書館資料情報担当主幹
- 砂生 絵里奈
- 鶴ヶ島市教育委員会生涯学習スポーツ課主査
- 中川 清裕
- 三重県立図書館資料調査課主査
- 国立教育政策研究所社会教育実践研究センター専門調査員
|
平成30年6月29日(金)|10日目
時間 | 内容 |
9:30-11:00 |
特別講演 図書館とともに創る地域の未来
- 山内 道雄(
502KB)
- 海士町前町長
|
11:00- |
閉講式(終了予定 11:30) |
職場では気づけば中堅となり,司書として求められることと自分にできることのギャップに悩んでいたタイミングでの受講でした。
期間中,モチベーションを保ち続けられるか心配をしていましたが,各講座のバラエティ豊かな講師の方々の前ではそのような思いは杞憂に過ぎず,
改めて学び直したり,先進的な取り組みに驚かされたり,毎日が新鮮でした。また,講座の随所に盛り込まれたグループワークや演習は,貴重な全国各地の図書館の情報交換の場でした。
何より,本講座を通して,図書館に愛情を持って業務に携わっている人が全国にいる,ということを実感でき励みになりました。関係者の方々にはお世話になり,本当にありがとうございました。
宇都宮市立南図書館
山本 有紀
魅力ある先生方の講義や演習,実践を想定したプレゼン,現地視察などの,充実した研修内容と,全国から集まったワールドカップ2018にまけない熱意あふれる司書の皆様との交流で,
10日間の日程はあっという間でした。研修と交流は,私に多くの気づきと課題を与えてくれました。その気づきと課題が漠然とした不安のあった心をくすぐり,今,
たくさんの「やってみたい」を芽吹かせています。これからこの芽を丁寧に育て,ひとつずつ実践していきたいと思います。
お世話になった全ての皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。そして,組名”チーム・ブルー”として縁あって研修をご一緒できた司書の皆々様,
これからもどうぞよろしくお願いします。
埼玉県立熊谷図書館
木 萌
「チームブルー25番」と自己紹介すると,まるでアイドルのようですが,これが平成最後の図書館司書専門講座のチーム名です。
「この講座で得る最も貴重なものは,人脈」と講師の先生もおっしゃっておりましたが,全日程を終了し,各々職場に帰ってからも貴重な情報交換は続いており,その意味を実感しております。
本講座全体を通して得たキーワードは「ジブンゴト」です。業務評価も,高齢者支援も,危機管理も,担当業務にかぎらず全職員が「ジブンゴト」として考え行動すること。
承知していたつもりでしたが,あらためてその重要性を確認する機会となりました。
本講座に参加することができたことを大変有難く思います。チームブルーの皆様,2週間分の学びを還元していきましょう!
神奈川県立図書館
山下 樹子
図書館司書専門講座の中では,多くの講師の方からご指導いただき,また同じ志を持った全国の図書館職員の皆さんと出会いました。
講義や演習,また参加者同士の情報交換といったすべての時間が刺激的で,二週間という期間があっという間に過ぎていきました。
講座を終えて島根に戻ってから,改めてこれまでの自分の仕事ぶりを振り返ってみると,図書館職員として未熟であったところや,意識の低かったところが,
改めて浮き彫りになりました。
過去を反省し,よりよい未来につなげていくため,今回研修で手に入れたものを最大限に活かしていきたいと思います。口で言うほど簡単なことではないはずですが,自分のため,また地域のために,
少しずつ努力していきます。
島根県立図書館
角森 央