社会教育実践研究センター

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〒110-0007
東京都台東区上野公園12-43
TEL 03-3823-0241
FAX 03-3823-3008

平成25年度博物館学芸員専門講座「ニーズを創出する博物館」

講義の詳しい内容は各タイトルのリンクをクリックすると見ることができます。

実施要項
趣旨
学芸員として必要な高度かつ専門的な知識・技術に関する研修を行い,都道府県・指定都市等での指導的立場になりうる学芸員としての力量を高める。
平成25年度テーマ
ニーズを創出する博物館
主催
文部科学省
国立教育政策研究所 (社会教育実践研究センター)
協力
公益財団法人日本博物館協会
期間
平成25年12月4日(水)〜12月6日(金) ---3日間
対象
都道府県・指定都市教育委員会及び関係独立行政法人等が推薦する次の者
  1. 登録博物館,博物館相当施設又は博物館類似施設に勤務する学芸員若しくは同等の職務を行う職員で,勤務経験がおおむね7年以上で指導的立場にある者
  2. 上記(1)と同等の職務を行うと主催者が認めた者
定員
50人
会場
国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
〒110-0007東京都台東区上野公園12-43
TEL03-3823-8420 FAX03-3823-3008

※詳しくは実施要項PDFファイルをご覧ください

プログラム

※プリントアウトされる方はプログラムPDFファイルをご利用ください。

平成25年12月4日(水)|1日目
時間 内容
10:00-10:30 受付
10:30-11:00 開講式・オリエンテーション
11:15-12:45

基調講義 広義のアウトリーチをめざして

半田 昌之
公益財団法人日本博物館協会 専務理事
12:45-14:00 休憩
14:00-15:00

行政説明 博物館関連施策の動向

文部科学省生涯学習政策局社会教育課
文化庁文化財部美術学芸課
15:00-15:15 休憩
15:15- 17:15

講義 教育メディアとしての展示〜展示というアプローチからニーズの創出を考える〜

蔵屋 美香
東京国立近代美術館 美術課長
17:45-19:30 情報交換会
平成25年12月5日(木)|2日目
時間 内容
9:30-11:00

講義 博物館と成人・高齢者の学習の特性〜成人・高齢者へのアプローチからニーズの創出を考える〜

堀 薫夫
大阪教育大学教育学部  教授
11:00-11:15 休憩
11:15-12:45

交流プログラム 社研カフェ

社会教育実践研究センター
12:45-14:00 休憩
14:00- 17:15

講義・演習 博物館における学習の多様性〜多様な利用者へのアプローチからニーズの創出を考える〜

金子 淳
桜美林大学人文学系 准教授
平成25年12月6日(金)|3日目
時間 内容
9:30-12:45

シンポジウム 博物館の可能性をさぐる

コーディネーター

山本 哲也
新潟県立歴史博物館 専門研究員

登壇者

横山 佐紀
国立西洋美術館 主任研究員
信江 啓子
岡山県立博物館学芸員(副参事)
半田 こずえ
筑波大学大学院 人間総合科学研究科
12:45-14:00 休憩
14:00-15:30

特別講演 ニーズを創出する博物館〜人を元気に、命を元気に、地域を元気にする博物館〜

山本 茂行
公益財団法人富山市ファミリーパーク公社 園長
15:30-15:45 閉講式
受講者の声

今回の学芸員専門講座のテーマは「ニーズを創出する博物館」でした。参加された方々の専門分野は様々ですし,講義・演習でのニーズのとらえ方も多様で,博物館の奥深さを改めて実感しました。また,講師のお話や,ふだん余り交流機会のない他館の方々との情報交換をとおして,「あなたもまずは一歩踏み出して,利用者に働きかけてみなさいよ」と勇気づけられた気がします。

やるべきことはたくさんありますが,今回の講座で得たものを実務に生かし,人づくりにも生かし,地域に還元していきたいと思います。

最後にお世話になった関係者の皆様方にお礼申し上げます。ありがとうございました。

 (衆議院事務局憲政記念館 課長補佐 
岩間 一樹)

自然系,歴史系,美術系と,分野を超えた学芸員の方々と出会え,言葉を交わすことができるなんて,とても貴重な3日間でした。

講義では,「ニーズを創出する博物館」をテーマに,博物館業界が直面する多岐にわたる問題を再確認することができました。地域や利用者の目線に立って,真に必要とされる(愛される)博物館であるために,何を守っていくべきなのか,この見極めが本当に重要だと考えさせられました。文化施設統合による歴史・美術の融合博物館として開館5年を経た当館では,今,職員全員で中期計画の具体案づくりに取り組んでいます。このようなタイミングで本講座を受けられ,多くの‘ヒント’を頂きました。学芸員の「ひとりよがり」でなく,地域といかに連携し,協働してゆくのか,そこに地域の個性を生かした博物館としての可能性があるように感じました。思うことをどれだけ実現できるのか,課題は山積していますが,できることから一歩ずつ取り組んでいきたいと思います。

お世話になりました皆様,ありがとうございました。そして,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(香川県立ミュージアム 専門学芸員
三好 賢子)

初めて参加した博物館学芸員専門講座は,「ニーズを創出する博物館」というテーマで,障がい者,高齢者など多様な利用者への潜在的なニーズの掘り起こしをねらってプログラムが構成されていました。講師の方々のお話からは,様々な気付きを頂き,動物公園である当園でも取り組んでいくべき課題へのヒントとして,今後役立てていきたいと思います。

今回の受講者同士が研修後も交流できるようにと,2日目に組まれた交流プログラム「社研カフェ」では,他の博物館の皆様と意見交換ができ,楽しく過ごすことができました。3日間,大変お世話になりありがとうございました。

 (高知県立のいち動物公園 企画チーフ
牛腸 典代)

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 実施要項等