平成27年度の公民館職員専門講座及び社会教育主事講習で発表された事例の中から,地方創生に資する地域課題解決に向けた取組の事例を紹介します。
広島県大竹市立 玖波 公民館
「『学びのカフェ』〜ひとが変わりまちが変わる〜 公民館の活動からまちの活性化へ発展した取組」
島根県浜田市立 安城 公民館
「自主防災の活動から郷土に伝わる保存食等の6次産業化への取組」
平成27年度社会教育主事講習〔A〕から標記の事例を紹介します。
安城 公民館の事例は,これまで取り組んできた自主防災活動を進める中で,地域に伝わる保存食の良さを再発見し,それを災害時の保存食に活用するというアイデアに発展させ,6次産業化を目指す取組です。
地域には様々な課題があることを自覚しながらも,一つひとつの課題にしっかりと向き合い解決していこうという意識の醸成が進んでおり,地域に伝わる保存食の6次産業化に向けて,一歩一歩着実に取組を進めています。
平成27年度公民館職員専門講座から標記の事例を紹介します。
玖波 公民館では,住民が地域を見つめその課題を解決するため,平成23年から住民同士の横のつながりを構築する取組「学びのカフェ」を始めました。その取組がだんだんと発展し,「まちカフェ」という地域の活性化イベントにつながっていく事例です。
公民館が「人と人とをつなぐ」ことから始め,「地域の住民自らが主体となって,地域の課題を解決し,よりよい住みやすいまちにする」というビジョンを持ち,地域の活性化に取り組んでいます。