平成24年度の調査研究から,社会教育における防災教育・減災教育の
取組と企業とボランティア活動の特色ある事例を紹介します。
熊本いいくに会
「熊本県内の企業や団体が参加し,地域貢献活動や企業間の人材育成などを展開する多様な取組」
平成24年度「企業とボランティア活動に関する調査研究報告書」の中から,標記の事例を紹介します。
熊本いいくに会は,「熊本に暮らすみんなで汗をかきながら本気でいいくにを創っていこう!」をスローガンに活動しています。特に,熊本県内の企業と消費者,企業と企業,経営者と従業員,行政と市民,大人と若者等がつながることを通して,「お互いが支援し合い,お互いが良くなる何かを求め,互いに協力し合い成長を果たすこと」を目的に結成されました。参加企業等の社員が「トイレバスターズ」を組織し,公共施設や学校のトイレ清掃を行ったり,「火の国くまもと打ち水大作戦」等の地元のイベントに協力したりするなど,地域の活性化のための活動を行っています。また,加盟企業の社員同士で実施している研修会等は,社員の職場に対する愛着を育むことはもとより,地域経済に貢献する誇りや責任意識も同時に育んでいます。
●コメンテーター(解説) | |
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興梠 寛 先生 (昭和女子大学 コミュニティサービスラーニングセンター長) |
●参考URL | |
熊本いいくに会 | |
http://www.11-92.net/pc/kai/ |
平成24年度「社会教育における防災教育・減災教育に関する調査研究報告書」の中から,標記の事例を紹介します。
なでしこ防災ネットは,神奈川県秦野市を拠点に,平成17年8月から防災士を中心に活動を開始しました。防災への知識と意欲を高め,災害時に支援が必要となる方をはじめ,地域に暮らす全ての住民にとっての安全・安心なまちづくりを目指しています。特に,女性が地域防災に果たす役割をしっかりと認識するための講演・講習・実習活動を実施したり,非常食や身近な食材を使ったレシピ集等を作成したりするなど,地域の実態に応じた多様な活動を展開し,災害に備えた地域づくりを進めています。