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生涯学習政策研究部

研究・事業の概要

 生涯学習政策研究部では、国民の学習に関する意識やニーズ、成人の知識や技能のレベル・内容等を把握するための基礎的な調査研究を行うとともに、生涯を通じたキャリア開発の在り方、家庭や地域の教育力の再生といった生涯学習社会における現代的課題に関し、教育以外の分野も視野に入れつつ、その実態と課題を把握し、その解決を図るための方法や仕組み等について調査・開発研究を行っています。また、これらの国内の実態調査等と並行し、生涯学習政策の国際比較研究も行っています。

プロジェクト研究

社会的活動に必要な成人スキルと多様な学習機会に関する基礎研究 研究代表者 志々田まなみ
研究期間 平成30年度〜令和元年度
<研究概要>
 多様な人々と対話し、協働しながら自らの課題を解決していく地域社会での活動(社会的活動)の重要性と、それらを育み、支え続けるための生涯学習機会の拡充が重視されるようになっています。成人学習の機会としては、職場や教育機関での教育・訓練プログラムが想起されがちですが、生活に身近な場での社会的活動もまた、変化の激しい社会を生き抜くスキルを育むことができる重要な学習の場の一つです。そこで本研究は、これまであまり学習として注目されることのなかったさまざまな社会的活動で活躍している人々へのヒアリング調査を実施し、そこで培われているスキル(成人スキル)を実証的に明らかにすることを目的としました。今回の調査から、社会的活動のいくつかの分野で共通してみられる5つの学習スタイルと、そこで重視されている4つの成人スキルの特徴について明らかにすることができました。
多様なパートナーシップによるイノベーティブな生涯学習環境の基盤形成に関する研究 研究代表者 岩崎久美子
研究期間 平成26年度〜27年度
<研究概要>
 本プロジェクトは、学校、そしてそれ以外の地域の学習環境の発展や充実のために有益と思われる連携・協働について、行政、企業、NPO等のアクターの機能・役割を考察し、行政、企業、NPO等の連携・協働の現状、連携・協働の利点と課題を明らかにする調査研究です。その目的は、地域の学習資源を取り込むことによって、地域や社会の課題を解決できるような活気に満ちた地域の核となる革新的な学習環境を創り出すことです。
 この目的の下、行政、企業、中間支援組織を対象にした質問紙調査、先進的な国内や海外にかける事例調査等を試みて、様々な可能性を検討しました。

国際的な共同研究

OECD国際成人力調査(PIAAC:ピアック)は,OECD(経済協力開発機構)が中心となって実施する国際比較調査の一つです。参加する各国の成人(この調査では16〜65歳)が持っている「成人力」について調査し,その力と社会的・経済的成果との関係などを分析します。平成23年(2011年)に第1回調査を実施しました。それから約10年を経て第2回調査を令和4年(2022年)に実施します。
 現在33カ国の参加が予定されています。


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研究成果

令和元年度 社会的活動に必要な成人スキルと多様な学習機会に関する基礎研究 志々田まなみ
平成27年度 多様なパートナーシップによるイノベーティブな生涯学習環境の基盤形成に関する研究 岩崎久美子
平成26年度 実践的専門性の形成にかかる評価・認証の制度化に関する調査研究 笹井宏益
平成24年度 生涯学習の学習需要の実態とその長期的変化に関する調査研究 立田慶裕
平成24年度 実践的能力形成のための多様な学習の評価・認証等に関する調査研究 笹井宏益
平成22年度 生涯学習政策の変動とその評価に関する研究 笹井宏益
平成21年度 言語力の向上を目指す生涯にわたる読書教育に関する調査研究 立田慶裕
平成19年度 理系高学歴者のキャリア形成に関する実証的研究
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研究者紹介

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