
明治初期に東京の師範学校で編集された下等小学校用の入門教材図を一書に収録したのが『小学入門』(文部省, 明治7年)です。
本書は、その『小学入門』の教授用書のひとつ。掛図を使った教授風景(8図)と、いろは図・五十音図・単語図・連語図・線及度之図・面及体之図・色之図の教材図(10図)からなります。1枚ものの錦絵ではなく、17.7×11.8cmの冊子です。
西洋建築の教室で掛図に向かって一斉授業を行う近代教育における授業の形が紹介されています。特に、洋装の先生と女学生の「第七」(左図)は、明治初期の授業風景として、教科書・資料集をはじめ様々なメディアに掲載されています。
小学入門教授図解(しょうがくにゅうもんきょうじゅずかい)
鮮斎永濯画(小林鉄次郎, 1877) 【K110||1.54】



参考文献
2016.7作成/2016.11一部修正