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「社研通信」コーナー

○ ● ○ ●  社 研 通 信 10 月 号  ● ○ ● ○

<目次>

  • トピック

    「平成30年度博物館長研修」を終えて
       受講者の声

  • 雑誌「社会教育」で情報発信中!(10月号)
  • 文部科学省生涯学習政策局編集「マナビィ・メールマガジン」で情報発信中!
  • 編集後記

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トピック

    社会教育実践研究センターでは,新任の博物館長に対し,博物館の管理・運営,サービスに関する専門知識や,博物館を取り巻く社会の動向などについて研修を行い,博物館運営の責任者としての力量を高めることを趣旨として,平成21年度から「博物館長研修」を実施しています。
     今年度は,10月3日(水)〜5日(金)の日程で開催し,全国各地から51名の新任館長の参加がありました。「地域課題解決の拠点となる博物館へ」をテーマとした講演・講義や事例研究,シンポジウムなどを通して,参加者は,「多様な主体と連携した学習活動を展開するために,館長として何にどう取り組むか」について,理解を深める3日間となりました。

    (担当 山田)

受講者の声

博物館とは無縁のところから館長に就任して半年,戸惑うことも多く,また,本研修は「地域課題解決の拠点となる博物館へ」という,なにやら壮大なテーマという感があり,不安の中での受講スタートでした。しかしながら,講師の皆さまのお話は,とても分かりやすく有意義な内容ばかりで,さらに,グループワークでは,様々な分野の博物館ではありながらも,「地域や学校,ボランティアとの連携」など,共通の課題を抱えていることも分かり,多くの「気付き」がある3日間でした。
 今後は,博物館の基本である「集める」「守る」「調べる」「伝える」を確実に行うとともに,市民に必要とされ,支持される地域博物館であるためには,何をすべきか,あらためて考えていきたいと思います。本研修で築いた「受講生のネットワーク」は宝です。ありがとうございました。

船橋市郷土資料館 館長

牟田 重実


本年度の博物館長研修のテーマ「地域課題解決の拠点となる博物館へ」は,まさに現在の博物館の存続を左右する重要な課題だと思い,参加させていただきました。
 今回の研修では,これまでの取組が間違っていなかったことを確認するとともに,さらなる取組の強化の必要性を痛感しました。1日目のグループ交流と最後のシンポジウムでは,全国の博物館が体制的に非常に厳しい状況にあるということを再認識しました。
 多くの館長から,あきらめにも似た声が聞こえましたが,世間で博物館に対する期待の声が聞かれるうちに,地域課題の解決に向けた取組を住民の皆さんと実践し,必要とされる博物館として生き残れるよう,職員の意識改革を図っていきたいと思います。

松本市立博物館 館長

木下 守


この度の博物館長研修は,「地域課題解決の拠点となる博物館へ」というテーマで開催され,全国各地第一線でご尽力されている皆様と3日間ご一緒させて戴き,様々な館の実情,取組について伺い,多くを学ばせて戴きました。ミュージアムは,多様な価値観が尊重され,人々が肯定される場であると同時に,ミュージアム自身も多様性を担保,肯定されながら,人々の幸せを作る場として機能,貢献していくことが大切であるという新たな視点に立たせていただくこともできました。
 今後も,博物館本来のミッションを念頭に置きながら,「誰の為,何の為」を問いつつ,共育共生という世の中の流れに沿った活動を地道に展開していけたらと思います。結びに,今回このような素晴らしい学びの場をご準備くださいました国立教育政策研究所の皆様に心より御礼申し上げます。

公益財団法人熊谷美術館 館長

江口 伊織


「博物館の存在自体が,地域課題ではないのか」。なかなか衝撃的な言葉でした。「少子化,高齢化などの地域課題に我が博物館は○○貢献したい,などと格好つけたうわべの台詞ではない,もっと本質的なものにしっかりと立ち向かうべき館長として必要なことは何か」など,非常に学ぶところの多い研修会でした。
 社会教育主事だった頃,広い守備範囲で縦にも横にも広がるネットワークこそが社会教育の醍醐味であることを知らされ,そして,まさか今の立場でこの場所にまたお世話になるとは…。少なくとも,全国から50か所以上の博物館の館長(副館長)さん方が集まって,共通な課題を通して受講をしたこの研修会は,これからの私たちの職務にプラスにならないわけがありません。
 あらためて講師の方々,社会教育実践研究センターの職員の皆様,そして参加した皆様に感謝です。

雲仙岳災害記念館 館長

宮脇 好和


館長は孤独です。数少ない学芸員と事務職員を束ね,行政と渡り合っていかなければなりません。同じ文化施設とはいえ舞台系ホールから博物館に着任し半年,私にとって博物館での泳ぎ方を覚えたタイミングでの研修でした。今回の研修「地域課題解決の拠点となる博物館へ」は,『地域とは』『博物館の果たすべき役割とは』を考え直すきっかけとなるプログラムでした。具体的な事例による講義,そして規模や地域特性は異なれども共通の立場で討議できるメンバーとの意見交換はとても有意義でした。とりわけ印象的であったのは,講師の方々の館長としての強いリーダーシップとモチベーションです。走りながら考える館長職の毎日に,よき振り返りと前に進む力と知恵をいただけたこの研修に感謝いたします。

大佛次郎記念館 館長

原田 由布子


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雑誌「社会教育」で情報発信中!

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雑誌「社会教育」(発行 一般財団法人日本青年館)の"社研EYE"のコーナーで,社研スタッフのコラムや調査研究報告書,社研の窓の紹介,講座・セミナーの情報等を掲載しています。

【10月号の主な内容(10月1日発売)】

今月の“社研EYE”では,平成30年度社会教育主事講習[A]について掲載しています。

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「マナビィ・メールマガジン」の「社研通信」コーナーでも,「社研通信」の新着情報が紹介されています。その他,トピックス等の掲載情報をお知らせしています。

*「マナビィ・メールマガジン」は,平成30年度の調査研究の概要と基礎資料について掲載しています。(毎月8日,24日配信)

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編集後記

10月31日はハロウィンです。私も物見遊山で渋谷あたりまで行きますが,日本ではコスプレイベントにローカライズしてきた印象ですね。個人的にはレジデンツの格好をされた方がいて驚いて写真を撮らせていただきました。今年は平日ということもありますが,どうなるのでしょうか。
 ハロウィンと言えばカボチャ頭のジャック・オー・ランタンで有名ですが,元の頭はカブだったようで,アメリカに伝播した際に生産量の多いカボチャに変わったとか。
 上野でも御徒町パンダ広場にて週末を利用したハロウィンイベントが開催されますので,チェックしてみてください。

(中澤企画係員)

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