実施要項
1.概要
社会教育法(昭和24年法律第207号)第9条の5の規定及び社会教育主事講習等規程(昭和26年文部省令第12号。以下「省令」という。)に基づき、文部科学大臣から委嘱を受け、社会教育主事の職務を遂行するために必要な専門的知識、技能を修得させ、社会教育主事となりうる資格を付与すること及び、社会教育に携わる専門的職員等の資質の向上を目的として講習を実施しています。
2.主催
国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
3.受講資格
省令第2条各号のいずれかに該当する者
| 第2条 | 該当する者の例 |
|---|---|
| 第1号該当者 | 大学に2年以上在学して62 単位以上を修得した者、高等専門学校を卒業した者 |
| 第2号該当者 | 教育職員の普通免許状を有している者 |
| 第3号該当者 | 2年以上、社会教育主事補、司書・学芸員等、社会教育に関係する業務に従事している者 他 |
| 第4号該当者 | 4年以上、学校の教職員、専修学校の校長及び教員、少年院又は児童自立支援施設において教育を担当する職にあった者 |
| 第5号該当者 | その他文部科学大臣が上記に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者 |
4.期間(全日程)
ア.通常コース
7月11 日(金)〜8月20 日(水)(うち集合7 日間。土日祝日を除く。)
イ.オンラインコース
令和7年7月11 日(金)〜8月28 日(木)(すべてオンラインで実施。土日祝日を除く。)
- 各コースの期間の詳細は、実施要項を確認してください。
5.日程
(1)講義や実習等
別表1・2のとおり(プログラム参照)
(2)講習前操作試行期間(通常コース・オンラインコース共通)
受講決定者に対し、詳細は別途通知。
(3)オリエンテーション(兼)講習前操作試行(通常コース・オンラインコース共通)
令和7年7月7日(月)
- 詳細は、受講決定後にお知らせいたします。受講決定した方は、必ず参加してください。
(4)オンライン演習オリエンテーション(オンラインコース受講者のみ)
令和7年8月4日(月)17:00〜17:40
- 詳細は、受講決定後にお知らせいたします。オンラインコースで受講決定した方は、必ず参加してください。
6.受講方法や定員等
各コースの科目別の期間及び受講方法等は、次のとおりです。
「生涯学習概論」「社会教育経営論」は、各コース共通の日程ですが、コースの科目によっては日程や受講方法が異なります。



7.受講環境その他
原則として、全日程のうち、ライブ配信による受講及び集合形式での演習は、すべて出席していただく必要があります。業務や私事都合のための欠席はできません。業務や生活等の影響を受けず受講に専念できるよう事前に調整してください。
受講者の声
<通常コース>
「地域の中で子供たちをどう育てるか」というテーマに対し教員として何ができるか、様々な実践例から学びたいと考え、この度、社研の門をたたくことになりました。全41日に渡る講習は、普段の生活では得難い経験となりました。オンラインでの講義では、自身のペースで深く学ぶ機会を与えてくれ、社会教育の先輩方が現在進行形で行っている活動を知る貴重な時間となりました。
特に印象深かったのは、社研での7日間の集合研修です。全国から集まった多様な立場の方々と協働するグループワークは、様々な視点から施策立案のアイディアを磨き上げる、非常に贅沢で貴重な時間でした。何物にも代えがたい経験です。また、講師の先生方の実践エピソードを聞かせて頂いた際には胸が熱くなり、受講を進める大きな力となりました。オンラインだけでは得られない、人と人とが対面することから生まれる学びの大きさを改めて実感しました。そして、その学びを支えてくださった社研職員の方々の「受講者により良い受講環境を」という、率先したお心遣いには深く感謝しています。夜の懇親会でも話は尽きず、そこで得られたつながりや気付きは、今後の社会教育を進めていく上での大きなヒントとなるでしょう。
この講習で得た専門知識、そして何より人とのつながりを胸に、地域や社会の課題解決に向け、積極的に貢献していきたいと考えております。学びを支えてくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
仙台市立南小泉小学校
教諭 堀越 正紘
<通常コース>
私は一般行政事務職員として採用され、市役所から公民館へ異動しました。住民に最も近い場所で声を聞き、共に活動できる公民館に大きな魅力を感じ、これからも社会教育の世界で働きたいという思いから受講を決意しました。
講習では、日々の業務と重なる学びが多くありました。住民との関わり方、対話の重要性、事業を計画するうえでの多角的な視点など、数多くの示唆を得ることができました。学べば学ぶほど、社会教育士の存在が行政・学校・地域に必要だと強く実感しました。ここでの学びは、地域づくりに関わるすべての人にとって大切な視点だと感じています。
何よりうれしかったのは、多くの仲間と出会えたことです。地域は違っても、想いや目標を持ち、それぞれの現場で奮闘している仲間の存在を知ることができました。また、普段意見を交わす機会の少ない教員や生涯学習課などの方々と話す中で、リアルな現状に触れることもできました。
今後は、学んだことを日々の業務で活かすとともに、学び続ける姿勢を大切にしていきます。ここで出会えた仲間とのつながりを支えにしながら、社会教育・地域づくりに携わる職員として、住民とともに成長していきたいと思います。
千葉県君津市小櫃公民館
主事 島津 愛広
<通常コース>
社会教育担当2年目ですが、社会教育を行うにあたっての知識不足を感じていたことや、図書館で、より発展した地域づくりをするには何が必要かを知りたいと考え、受講をいたしました。
eラーニングでは自分のペースで生涯学習・社会教育について広く学び、また各社会教育施設で実施した事業も拝見し、図書館だからと限定せずにやれることは多いと気付き、大きな刺激になりました。
現地集合での支援論は、ファシリテーターの技術を学び、実践することで参加者の活発な交流の仕掛けづくりの理解が深まりました。演習では、始めに職員の方が提示されたスケジュールが果てしなく感じ、不安になる場面もありました。ですが、同じグループの方と地域課題に向けて協力し合い、事業企画を成立させる難しさも感じつつも、解決に向けた取組を作り上げた時間は大変貴重な経験になりました。
最後に受講をサポートしてくださった社研の皆様、周囲の方々の支えに感謝いたします。今後はこの学びを活かして、図書館としての役割はもちろんのこと、複合館であるからこそ、同施設内の学習センターと連携してさらに多くの施設や団体とつながり、社会教育に貢献していきます。
足立区立舎人地域学習センター・図書館
(ヤオキン商事株式会社)
社会教育担当者 駒田 晴菜
<通常コース>
行政職として採用され、庶務・経理等の業務に携わってきた私が、これまで経験したことのない社会教育・生涯学習に携わるようになり、早く同僚と同じように社会教育の視点を持った仕事ができるようになりたくて、本講習の受講を決意しました。
eラーニングは、想像していた以上に量が多くて大変でしたが、職場や家族の協力もあって、仕事・育児と両立しながら進めることができ、社会教育について幅広い知識を得ることができました。
集合研修では、全国から集まった職種・年代も様々な仲間と演習を通じて対話をすることで、これまでの経験から自分の中で「こうあるべき」と思っていた考えが、「そういう考え方もあるなぁ」と解れていくように感じたのを覚えています。また、講師の方のアドバイスで、自分には無かった視点にも気付くこともでき、とても有意義な研修となりました。
懇親会では、お互いの業務内容や地元の話をして、社会教育を盛り上げようとする多くの同志と「つながり」を深められたことも良い思い出です。
この講習を通じて、考えたこと、感じたことを大切にしながら、社会教育の視点を持ち続け、今後の業務にあたっていきたいと思います。
岡山県生涯学習センター
主幹 池上 充
<オンラインコース>
現職における業務の質を高めたい、三郷市の地域学校協働活動を効果的に推進したい、学校教育以外の視野を広げたいという思いが、この学びへ私を導きました。
日々の業務に加え、育児という制約がある中で、この貴重な学びの機会は、オンラインという受講方法があったからこそ実現しました。
オンライン画面の向こうには、全国から集まった教員や教育委員会の方々だけでなく、社会教育の様々な現場で活躍されている方々の顔がありました。それぞれの立場から熱意あふれる発言が交わされ、その熱い想いに触れるたびに、大きな刺激を受けました。全国の仲間と目標を共有し、意見を交わし、結論へと導く過程は、まさに現在求められる「協働的な学び」そのものでした。
こうした交流を通じて得た学びは、多岐にわたります。生涯学習、社会教育、学校教育、家庭教育という概念の整理は、それぞれの意味と役割を明確にしただけでなく、相互の関係性を深く理解するきっかけとなりました。これらの学びを連鎖させれば、いかなる業種や場面でも業務の質を高めることができると確信しています。また、講習を運営してくださった皆様の親切丁寧なご対応はもちろん、徹底された振り返りの仕組みや、協働的な学びの手法の取り入れ方など、そのすべてが教育者として参考にすべき点に満ち溢れていました。
最後に、この素晴らしい機会を与えてくださった全ての皆様へ、心から感謝申し上げます。この学びを糧に、より一層、社会教育の推進と学校教育への貢献に尽力してまいります。
埼玉県三郷市教育委員会生涯学習部青少年課
専門指導員 尾形 慧
<オンラインコース>
本課に配属されて2年目となりますが、社会教育委員との関わりや、地域づくり等の研修を通して、社会教育が今後の地域づくりの鍵になるのではないかと考えており、本講習に興味を持ち、受講いたしました。
実際に受講して、講師の方々や他の受講者との意見交換を通じて、社会教育の意義や役割について新たな視点を得ることができ、日々の業務における課題を深く考えるきっかけになりました。社会教育では多様なつながりが大事であると分かりましたが、本講習自体も大きな「つながりの場」となっています。理論と実践のつながり、今実際に取り組んでいる業務とその業務がもたらす効果や可能性のつながり、同じ志を持った仲間とのつながりなど、このつながりは大きな財産になると確信しております。
また、受講後に、「はたちのつどい」実行委員会を開催しましたが、昨年度にはなかった視点で、アイスブレイクを取り入れて関係づくりを図ったり、少しでも学びにつながるようにパワーポイントの作り方を工夫したりと、早速、自然と身に付いた知識や技能を活用することができました。やはり約2か月間、仲間と一緒に試行錯誤しながら取り組んだため、自然と力がついているということを実感しました。
これからも、社会教育士として学んだことを活かしながら、地域住民の学びや交流を支え、ウェルビーイングな地域コミュニティを創り上げることができるよう働きかけていきたいです。
福岡県苅田町教育委員会生涯学習課
主事 竹内 琴音
