第2節 都市工業地域男子向き課程の例
 工業は他の産業或は職業に比べてきわめて多岐に分化している。それぞれの工業の発達の程度により,その種類により,その経営の規模や形態により,またその立地条件により,きわめて多様である。したがって一口に工業地域といってもその地域の性格は多種多様である。

 都市の,ある一つの地域の条件を想定してみても,工業地域は一般に通勤のための人口の移動が激しく,その地域の学校に通う生徒の父兄の職業は必ずしも工業であるとはかぎらない。その家庭的な環境も決して一様でない。

 ある特殊な工業の優位な地域を想定しうるとしても,その特殊に応じることが中学校職業・家庭科の目的でもない。この段階にある生徒にとって適切でもない。またその環境における生徒の大多数がその特殊化された仕事に従事しうるともかぎらないし,中学以前の経験も中学における学習の経験も特殊化されていないとえるのが至当であろう。

 この地域の学習指導計画を立てるにあたっては,本指導要領の第1章から第3章までの基準に従いつつ,できるだけ広い学習経験を与えるように計画することが必要であるが,どんな問題をどのような形で与えるかを研究しなければならない。

 したがって,工業地域の学習計画をたてるには,その地域の工業の状態にそれほどとらわれる必要はなく,むしろ日本全体について将来の日本の産業のあるべき姿を予想し,その産業が要求するであろうと思われる要求と生徒の発達の程度とを考慮し,適切な職業分析を行った上で,職業の範囲,そこで要求されるべき知職と技術の程度を定め,それをもとにして学習計画をたてることが必要である。

 第1.この学校の環境

 この節の前文に述べたように,工業地域の学習計画をたてるにあたって想定した学校の環境は,特殊化された地域ではなく,平均的な工業地域ないしは公約数的な工業地域とでもいうべきものを想定した。学級数および生徒数は特に考慮しなかった。

 第2.単元一覧表

     第1学年               140時間

   1.生活の設計              28時間

   2.学校の美化              30時間

   3.健康な生活              45時間

   4.図書の管理              37時間

     第2学年               140時間

   1.道具の整備              40時間

   2.板金工作               28時間

   3.電気器具の組立            25時間

   4.日常生活器具の修理          24時間

   5.印刷と製本              23時間

     第3学年               140時間

   1.家具の製作              35時間

   2.台所の設計              20時間

   3.通信機の組立             27時間

   4.金属工作               33時間

   5.将来の産業              25時間

 

 第3.第1学年の学習指導

   A.第1学年の学習指導

 ここに想定した工業地域の中学校にはいる生徒のこれまでの生活経験は組織的ではなくまた多様である。また中学卒業後過半数の生徒のつくべき職業も種々であり,都市においてはかなりの数のものが上級学校に進学する。したがって,小学校における学習の経験の基礎の上に立って,生徒の生活環境の中からできるだけ組織的に,広い分野にわたる多様な学習内容を選択し組織して指導する必要がある。

 学習内容を広い分野にわたって多様に選択するといってもその学習をぼかしたり,経験を稀薄にしたりするのでは職業・家庭科の学習の意義が失われてしまうものであるから,必要缺くべからざるものを組織的に試み,そしてなしとげるようにしなければならない。この地域で学習すべきことは第2類の工作的な仕事と,これに関連する学習が主体となるが,工作的な仕事ないしは工業が密接に関連し相互に影響をもつ他の職業,それのよってたつ社会生活・家庭生活に関する知識技能についても,その基本的なものを組織的に学習しなければならない。他の各類の仕事および知識も学習計画の基準に従って,その計画の中に入れなければならない。いずれの類の仕事の学習も組織的でなければならず,各類・各項目の必然的な関連は考慮することが必要であるが,生徒の生活ということを重要視するあまり人為的なつながりをもたせて内容をつなぎあわせて学習指導計画をつくり,学習を中断させたり,興味を失わせたりすることは,厳につつしまなければならない。

 このような考慮をはらいつつ,この学年で,生活の設計・学校の美化・健康な生活・図書の管理の四つの単元を構成してみた。しかしこの学年ではできるだけ生徒の生活に密接するような学習計画をつくり,日常生徒の身のまわりで営まれている日常生活・社会生活に有能に参加しうるために必要な諸能力の基礎を養うとともに,第2,第3学年の学習の基礎となる初歩的な経験を習得するように計画した。

 

   B.単 元 の 主 眼
 
単 元 名
主        眼
1.生 活 の 設 計  あらたに中学生となって,まず生活環境の整理を行い,生活の合理化・科学化が望ましい家庭生活の基本であることを理解し,合わせて,日常生活に役だつ仕事の初歩的な技能を習得する。
2.学 校 の 美 化  家庭生活の設計から発展して学校を美化し,共同生活の場所を協力して整備し,共同生活の意義を理解すると同時に,草花の栽培,校庭の整備に必要な初歩的な技能を習得する。
3.健 康 な 生 活  生活に不可缺な要素である衣および食についての一般的な知識と,基礎的な技能を習得し,将来の家庭生活の合理化に資するとともに,家庭生活と職業生活との関連を理解する。
4.図 書 の 管 理  学校の図書館を中心として,印刷・製本・図書の修理,図書の購入を行い,図書に関連ある知識技能,特に文書事務について理解し,共有の財産を保護する精神を養い,また郷土の産業や職業の実態を調査し,それを図表化して図書館を完備し,今後の学習の一助とする。

 

   C.単 元 の 構 成

(表中の太数字は年間時数,かっこ内の数字は知識・理解の内容の番号を示す)

 
項目
単元
第  1  類
第  2  類
第  3  類
第  4  類
社 会 的

経 済 的

知識・理解

栽   培
飼   育
食品

加工

手技工作
機械操作
製  図
文書事務
経営記帳
計算
調 理
衛生保育
 

 

生活の設

 

 

28
        ・木・竹・金工

 (たな・小黒板・

 踏み台)

 

 

 

15
・組 立

 (電熱器・照明

 器具)

 

 

 

・製 図

 (スケッチ・

 工作図)

 室内装飾

 

 

  ・家庭整理

 (仕事の計

 画)

 

 

 

      ・家庭生活の

  あり方

   (1)〜(3)

・家族関係

   (1)〜(3)

・家庭経済

   (1)〜(3)

 

 

学校の美

 

 

30
・花

 (草花・花木・

 庭木)

 

 

 

10
      ・木・竹・金工

 (さく・標柱・立

 札・ちりとり・

 ほうき・くまで・

 台類)

・焼き物(花びん)

10
・木工機械

 (糸のこ加工)

 

 

 

 

・建物設計

 (花だん・

 庭)

 

 

 

  ・日常取引帳

 簿

 (現金出納

 帳)

 

 

      ・能率と休養

   (2)(5)

 

 

健康な生

 

 

45
・野 菜

 (な・ほうれん

 そう)

 

 

 

・家畜・家きん

 (うなぎ・にわ

 とり)

 

 

 

    ・湿式洗たく

 (まる洗い・部分

 洗い)

・乾式洗たく

・仕上げ(しきのし

 アイロン)

・裁縫機械

 (裁縫ミシン)

・洗たく機械

 

 

 

        ・主食(飯・パ

 ン・めん類)

・副食(しる物)

・解 体

 (うなぎ・魚

 介)

15
媒介体の駆除

家庭看護

乳幼児の世話

 

 

 

・衣食住の計

画管理(2)(3)

 (5)(6)(7)

・家庭経済(4)

・家庭と保育

   (1)(3)

 

 

 

図書の管

 

 

37
        ・印刷製本

 (図書の修理)

 

 

 

 

 

  ・製 図

 (図 案)

 

 

 

 

 

・取引関係書

 類

 (見積書・

 請求書・領

 収書)

・謄写(謄写印

 刷)

・生産管理

 (仕事の計

 画)

・仕入れ

・保 管

 

 

珠算

 

 

 

 

 

 

20
    ・わが国の産

 業と職業(1)

140
17
   
35
15
10
10
20
15
 
140
22
60
35FONT>
23
 

  備考  この学年の社会的,経済的知識・理解には時間を配当していないが,適当な時間をこれに当てる必要がある。

 

   D.選択教科の運営

 必修の教科において学習した知識や技能を発展させ,これをさらに組織的に学習し,知識や技能を高めようとするために,あるいはまた,必修の教科において学習しなかった職業の分野における知識や技能を習得しようとするために,選択の教科を選ぶ。この場合,生徒の希望もそれぞれ異なるであろうし,教師や施設も限られているために,特別な指導計画を作ることもむずかしい。したがってここでは,ある特定の仕事の分野あるいは知識的な学習の分野を,特殊化し,組織的に学習を行うことができるような指導の単位をいくつか設定し,それを学習して行くようにすることが望ましい。

 ここに選択教科の単元としてあげたものは,以上のようなことを考えつつも必修の単元の発展として,やや特殊化したすなわち実際の工業にできるだけ近づけた場合の例をのせた。これもまた一例にすぎないし,望ましい例であるともいえない。この選択の場合こそ,現実の社会の要求や生徒の希望に即した学習計画をつくることが望ましい。

   E.選択教科の単元(その一例)

 第4.第2学年の学習指蓮

   A.第2学年の学習指導

 第1学年からの継続的な学習であるために本学年における学習内容も基本的にはたいして変りはない。しかし生徒が1か年にわたって得た経験をもとにし,その基礎にたって学習する仕事は,1学年からの単なるそのままの継続学習であってはならない。かれらが経験した多くのものの中には特に関心をもつもの,切実さを感じるものがあるに相違ない。

 本学年の単元が,その学習内容の範囲がやや圧縮された形で構成された傾向を示したゆえんもここにある。すなわち,できるだけ個性を伸ばし,経験の発展を可能ならしめるために,経験の分野を整理する必要が生じてくる。といっても特定の仕事の分野を固定してそれのみに専念させる意図ではない。

 しかし技能の習得は,くり返して行われることによって向上するということを考えて学習計画をたてることがたいせつである。

 道具の整備・板金工作・電気器具の組立・日常生活器具の修理・印刷と製本などの単元は,それぞれの仕事の技能を習得するとともに職業の根底であり,技術の基礎である労働の意義をみずから体験し,労働や職業がわれわれの社会生活にとって,いかにたいせつなものであるか,ものをつくるには他人といかに協力を必要とするものであるか,したがって,自分の労働とともに他人の労働や仕事をいかに尊重しなければならないかを理解することを目的として設定した。個性や環境に適応した生産的な仕事を担当して,はじめて第3学年への基底になるようにした。さらにこの学年では社会経済的知識を,仕事と関連を保ちながらも,組織的に学習し,それぞれの仕事の社会経済的意義を理解し,将来つくべき職業の地位,あるいは自分のつくべき職業との関係を知り,第3学年の学習の指針,あるいは将来の進路の決定に役だたせるようにした。

   B.単 元 の 主 眼
 
単 元 名
主        眼
1.道 具 の 整 備  第3学年で得た経験をもとにし,これを組織し,今後の学習の基礎をつくるために,道具の正しい使用法,その整備,保管を行い,道具の整備が作業能率にどんな影響を及ぼすかを理解し,同時にその取り扱いの注意,危害予防について理解する。
2.板 金 工 作  比較的工作の容易な板金を使って日常生活に必要な器物の製作を計画し,これをつくり,金工の基礎的な技能を習得する。
3.電気器具の組立  照明器具・電解器具の分解・修理・組立および配線を計画し実施することによって,電気に関する基礎的な地域と技能を習得するとともに,電気が国民生活の向上にどのように役だっているかを理解する。さらに電気工業一般についての理解を深める。
4.日常生活器具の整理  日常生活に直接関係のある器具機械の分解・修理・組立を行って,器具機械の構造機能を理解し,分解組立の技能を習得し,機械製図の基本を理解し,さらに,機械工業一般の理解と,機械工業の国民生活との関係を理解する。
5.印刷と製本  帳簿・図書の製本・装釘・修理等を行い,スクラップブック・アルバム等の整理・保管をする習慣を養い,また,謄写の技能を習得して,日常の生活に役だたせる。さらに,この仕事を通じて,印刷工業・製紙工業についての理解を深める。

 

   C.単 元 の 構 成

(表中の太数字は年間時数,かっこ内の数字は知識・理解の内容の番号を示す)

 
項目
単元
第  1  類
第  2  類
第  3  類
第  4  類
社会的,経済的

知 識・理 解

栽 培
飼 育
食品

加工

手技工作
機械操作
製  図
文書事務
経営記帳
計算
調理
衛生

保育

 

道具の整理

 

40
        ・木・竹・金工

 (工具の整理保

 管箱)

15
・工作器具

 (ねじまわし・ハ

 ンドドリル)

・製 図

 (建築製図)

 

  ・保 管

 (物品の保

 管)

      ・能率と休養(1)(4)

・各種産業における

 職業人(2)(4)

15
 

板金工作

 

28
        ・金 工

 (火おこし煙突)

・さじ・角形容器

12
・工作器具

 (板金工作器具)

 

・製 図

 (展開図)

 

  ・生産管理

 (原料材料

 の準備)

      ・能率と休養(1)(4)

 

 

 

電気器具の

組立

 

 

25
        ・照明器具

 (電気スタンド・

 電燈)

 

 

・配 線

 (配 線)

・電熱器具

 (アイロン・電

 気・電熱器)

・製 図

 (配線図)

 

 

 

・取引関係書類

 (注文書・送

 状)

 

 

        ・家庭経済(5)

・各種産業における

 職業人(2)(4)

 

 

日常生活器

具の修理

24
          日常生活器具

 (自車ポンプ)

12
・製 図

 (機械製図)

  ・伝 票

 

      ・家庭経済(1)

 

 

印刷と製本

 

 

23
        ・印刷製本

 (洋綴・和綴・ス

 クラップブック

・アルバム)

10
・工作器具

 (編付器具・裁断

 器具)

 

  ・謄 写

 (謄写印刷)

 

 

        ・が国の産業と職

 業(2)(4)

 

 

140
       
45
25
12
10
13
     
35
140
 
82
23
 
35

 

   D.選択教科の運営

 「第3.第1学年の学習指導」の「D」参照

   E.選択教科の単元(その一例)

 第5.第3学年の学習指導

   A.第3学年の学習指導

 この学年は中学校最後の学年であり,これまで2年間にわたる学習の経験をさらに深め,技術的にはやや高度なもの,すなわち,作業の手段としては多種類の工具や部分的には機械を用い,加工材料や部分品の取り扱いがやや複雑であり,また計画性を必要とし,共同的な作業を行うようなものを計画した。そして漸次に実際の工業に接近し,経営の能力もある程度養うことができるようにした。

 この学年において構成した単元は,家具の製作,台所の設計,通信機の組立,金属工作,将来の産業の五つである。この学年で必要とする社会的,経済的知識・理解は部分的には各単元の中に含めて計画したが,特に最後の学年であるので,中学校職業・家庭科の最終のしめくくりとして将来の産業という単元を設けてみた。

 これは社会的,経済的知識・理解なかんずく主要産業の相互関係,その社会的,経済的構造の理解を重要な内容とし,日本の産業の将来の計画について考え,電化・機械化などの問題に触れてみたいと思う。さらに同時に将来職場に進出するために必要な知識や,職場において必要な諸般の知識をもり,適切な職場に有能に参加し,すぐれた社会の形成者としての能力を得させるようにした。

   B.単 元 の 主 眼
 
単 元 名
主        眼
1.家 具 の 製 作  これまでの2年間の経験を基にし,これを発展させて家具の製作を行い,手作業と機械作業,一品製作と大量生産とを比較し,その長所・短所について理解し,機械生産・大量生産の意義を理解する。さらに家具の製作を通じて,日常生活の合理化・科学化について理解する。
2.台 所 の 設 計  台所・流し・風呂場等セメントを用いて修理加工する部分の作業を通じてセメント作業の基本を習得し,家庭生活の改善・合理化をはかる。
3.通 信 機 の 組立  通信機の分解・修理・組立を行って,その基礎的な技能を習得し,通信機の構造・機能・原埋を理解し,合わせて国民生活における通信の役割・通信事業・通信機工業の重要性を理解する。また通信機の組立には,細かい注意力と,特殊な技能が要求されるので,この単元において個性と適職について理解する。
4.金  属  工  作  板金工作の技能や知識をさらに発展させ,金属工作一般の基礎的な知識・技能を習得し,さらに機械加工の方法にまで発展させる。この単元では道具や機械の能率的な使用法,材料の経済的な使用法を習得し,同時に能率や危害予防についても理解する。
5.将 来 の 産 業  中学校の最後の総括として,日本の産業の展望を与え,将来の日本の産業のあるべき姿を理解させる。同時に国民生活を豊かにするためには電化・機械化をはかることが重要な問題であることを理解する。さらに職業につくために必要な諸般の問題について理解する。

 

   C.単 元 の 構 成

 (表中の太数字は年間時数,かっこ内の数字は知識・理解の内容の番号を示す)

 
項目
単元
第  1  類
第  2  類
第  3  類
第  4  類
社会的,経済的

知 識・理 解

栽 培
飼 育
食品

加工

手技工作
機械操作
製 図
文書事務
経営記帳
計算
調理
衛生

保育

 

 

家具の製作

 

 

35
        ・木・竹・金工

 (机・いす)

・包装荷造り

 (なわがけ・わく

 くみ)

15
・工作機械

 (木工機械)

 

 

 

・製 図

 

 

 

 

・通信文

 (案内文・照

 会文・広告

 文)

 

・販 売

 (商品の取

 り扱い)

 

 

      ・衣食住の計画・管

 理(8)(9)(10)

・家庭経済(5)

 

 

 

 

台所の設計

 

 

20
        ・セメント工

 (流し・水そう

 ・土間)

 

 

10
・工作器具

 (コンクリート

 工具)

 

 

・建物設計

 (台所・居間

 ふろ場・便

 所・附属建

 物)

・家庭管理

 

 

 

 

        ・衣食住の計画・管

  理(6)(8)(10)

・能率と休養(2)(3)

 

 

 

 

通信機の組

 

27
          ・通信機

 (ラジオ)

 

 

 

13
・製 図

 (写図)

 

 

 

  ・日常取引帳

 法

 

 

 

      ・個性と適職(1)(2)

・わが国の産業と職

 業(3)(4)

・各種産業における

 職業人(2)(4)

 

金属工作

 

33
        ・金 工

 (火ばし・びょう

 打ち)

15
・原動機

・工作機械

 

・製 図

 

 

  ・仕入れ

 

 

      能率と休養

   (1)(3)(4)

 

 

 

 

 

将来の産業

 

 

 

25
        ・技術的知識

 (電 化)

 (機械化)

 

 

 

 

 

・技術的知識

 (電 化)

 (機械化)

 

 

 

 

 

    ・技術的知識

 

 

 

 

 

 

 

      ・わが国の産業と職

 業(1)〜(4)

・各種産業における

 職業人(1)〜(5)

・雇用と職業の安定

    (1)〜(4)

・個性と適職

(1)〜(4)

15
140
       
44
27
11
16
     
35
140
 
82
23
 
35

 

   D.選択教科の運営

「第3.第1学年の学習指導」の「D」参照

   E.選択教科の単元(その一例)

 第6.単元展開の一例

   A.単元名  家具の製作  第3学年  35時間

   B.単 元 の 主 眼

 第1学年および第2学年で学習した木工の初歩的な経験をもとにし,これをさらに発展させて家具の製作を行い,木工としての総合的な知識技能を習得させ,また手作業と機械作業,一品製作と大量生産とを比較し,その優劣について理解し,機械生産・大量生産の意義を理解する。さらに家具の製作を通じて日常生活の合理化・科学化について理解する。

   C.単 元 の 展 開
 
学習内容
学習活動
時間
準備と資料
評  価
1.すでに学習した事項の整理と注意の喚起
   
(1)設計および

 製図

(2)木工の基本

(3)材料

教師の説明を聞き,質問に

 答える。

  すでに製作した

 プロジェクト

既習の事項をど

 の程度正確に

 理解しているかを

 調べる。

2.仕事の計画および準備
   
(1)設計および

 製図

 

(2)材料の入手

 文書事務

 計 算

(3)工具および

 機械の準備

(1)プロジェクトの選定お

 よび計画

(2)設計および製図

(3)材料の見積り

 

(4)手特ち材料の準備

(5)注文および購入

(6)必要工具および機械の

 点検

(7)そうじ・手入れ・研磨

  (1)授業計画

 (レツスン・プラ

 ン)

(2)作業指導案

 (インストラク

 ションシート)

 

(3)参考図

(4)必要工具お

 よび機械いっ

 さい

設計および製図

に必要な評価の

基準との照合

 

評価の基準との

照合

協同性および

計画性の評価,工

具および機械の

性質についての

理解の程度を調

べる。

3.木 工 作 業 15    
(1)木取りのし

 かた

(2)諸工具の使

 い方

(3)くぎの打ち

 方

(4)にかわづけ

 のしかた

(5)木ねじのし

 め方

(6)組手接合の

 しかた

(7)塗装のしか

 た

(8)金具類の取

 付け方

(9)用材の種類

 性質・用途

(10)避具の種類

 と用途

(11)水材の乾燥

 と防腐

(12)木工機械の

 種類と用途

(13)木工機械に

 よる工作

(1)作業についての教師の

 説明を聞く。

(2)教師の実演を観察す

 る。

(3)作業の要点・注意事項・

 危害予防について教師の

 説朗を聞く。

(4)作業の実施

(5)仕事について自己評価

 および図面および基準と

 の照合

  (1)材 料

(2)工具および

 機械

(3)参考図

(4)標本・模型

(5)レツスン・

 プラン

(6)インストラ

 クション・シ

 ート

(7)参考図書等

 々

木工作業につい

ての評価の基準

との照合

協同性および計

図性・創造性,

科学の応用の能

力等を調べる。

4.木工に関連する社会経済的知識・理解
   
(1)木材工業の

 発達と家庭生

 活

(2)住生活の改

 善

(3)わが国の木

 材工業

(4)他の産業と

 の関係

(5)木材工業の

 経営形態

(6)木材工業の

 業務内容

(7)能率の向上

 と災害防止

(8)木材工業へ

 の適性

(9)雇用の現状

 と見通し等

(1)説明を聞く。

(2)調査・研究を行う。

  (1)参考書

(2)統計書

(3)図 表

(4)レツスンプ

 ラン

(5)インフォー

 メーション・

 シート等

訂価の基準との

照合

5.販   売
   
  製作したものを販売する。

家具店を見学する。

     

 備 考

 

   木工の仕事の分析 手作業
 
要素作業










かましき 洋 服 掛 ネクタイ掛 ほうちょう ま な い た 黒 板 巣 箱 水 立 状 差 くず箱 ちり取 ブックエンド 製図板 火ばち 壁だな 書類箱 小いす ひじかけいす 本箱 から戸 洋服ダンス    
(オペレーション)
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
材料を準備する    
測定する    
墨付けする    
計画する(木取)    
横びきする    
縦びきする    
刃物をとぐ    
平面をけずる    
木端をけずる    
10 直角に仕上げる 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10    
11 サンドペーパ―をかける 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11    
12 木口をけずる 12     12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12    
13 くぎ打ちをする           13 13 13 13 13   13   13 13 13     13 13 13 13    
14 組接(つ)ぎをする               14 14 14   14   14 14 14 14 14 14   14 14    
15 つるのこぎりでひく   15 15 15     15 15 15 15 15 15     15 15         15 15    
16 小刀で仕上げる   16 16 16     16 16     16 16                 16 16    
17 にかわ付けをする           17   17           17     17 17 17 17 17 17    
18 みぞかんでみぞを作る         18         18 18 18 18   18 18 18 18 18 18 18 18    
19 留接ぎをする                       19   19   19   19 19 19 19 19    
20 くぎ穴をふさぐ                   20 20   20 20   20     20 20 20 20    
21 接着接ぎをする                 21     21 21           21 21 21 21    
22 柄接ぎをする                         22       22 22   22 22 22    
23 打付接ぎをする         23                 23   23     23 23 23 23    
24 もくねじで締める                       24   24 24   24 24   24 24 24    
25 ひきだしを作る                               25     25 25   25    
26 相欠ぎをする                                   26   26 26 26    
27 とびらを付ける                             27       27 27 27 27    
28 テーブル・甲板および椅子を固定する                                 28 28   28        
29 じょうまえをつける                             29       29 29 29 29