衛 生 目 録
 

 

一般家庭

 

 

 総 目 標

単元1 健康な家庭生活

単元2 家族の日常衛生

単元3 家族の病気および事故

単元4 家庭看護

単元5 家庭に常備する看護材料と薬品

 

  総 目 標

1 健康は生活力の根元をなすものであり,家庭生活の幸福にとって最もたいせつなものであることを理解し,健康な家庭生活を営む能力とその実践力を養成する。

2 病気は健康な家庭生活を破壊するものであるから,病気の予防,その適当な看護および手当の重要性を認識し,その処置法を習得する。

 

  単元1 健康な家庭生活
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 規則正しい
 家庭生活の価
 値の認識

 

 

 

 

2 家族の生活
 規律に協力す
 る態度

3 余暇を,修
 養・娯楽など
 有効に利用す
 る態度

4 健康な生活
 をするには,
 衛生的環境と
 して,近所の
 人々がたいせ
 つであること
 の理解

 

5 近所の人と
 協力して,よ
 い衛生生活か
 できるように
 くふうし実行
 する態度

 

 

 

 

 

6 水の重要性
 の認識と具備
 すべき条件の
 理解

 

 

 

 

 

 

7 夏季に注意
 しなければな
 らない食物衛
 生の理解

 

 

 

 

 

 

8 住居が健康
 に大きな影響
 のあることの
 理解

 

 

 

 

 

9 各種暖房法
 およびそれに
 伴う適切な
 衛生法を実行
 する能力

 

10 採光・照明
 の衛生上に及
 ぼす影響の
 理解

 

 

 

 

 

 

 

11 ごみ・ちゅう
 かい・糞
 (ふん)尿な
 どの処理法の
 理解と実行能
 力

 

 

12 家庭内の清
 潔にとどまら
 ず,路上の清
 潔に協力し,
 公衆のために
 もよい衛生生
 活ができる態
 度

 

13 家庭内で起
 りやすい事故
 を防止し,安
 全な生活がで
 きる能力

1 規則正しい家庭生活の価値

 (1) 健康 (2) 仕事の能率 (3) よい家族関係

2 必要にして十分な唾眠時間

 (1) 睡眠不足の害(過労・能率低下・事故発生)

 (2) 年齢による睡眠時間の差

3 規則正しい食事(時間・分量・質)

1 幼児・老人の生活規律(入浴・運動・排便)

 

1 映画・演劇・行楽・登山・運動

 

1 よい近所の人々の条件

2 住居・土地の選択の時,近所の人々を調査する

 

 

 

1 各家庭および共同清掃・汚物処理

 

 

 

 

 

 

 

 

1 生活と水

 (1) 人体の水の量

 (2) 飲料水・用水の量

2 水の具備する条件

 (1) 病原菌がない (2) 有害物を含まない

 (3) 硬度が低い  (4) 無色,透明,無臭,無味

3 水の消毒法
   こす,煮沸,さらし粉利用。

 

1 食中毒の原因と予防法

 (1) 夏季に細菌力が繁殖しやすい理由とその予防法

 (2) 有毒物質

  イ.食品そのものに含まれているもの

  ロ.細菌が化したもの

  ハ.分解によって化したもの

 

 

1 保健・生活能率の面で,すぐれた住まい

 (1) 家族の休養

 (2) 家務処理

 (3) 台所・便所の清潔

 (4) 乳幼・老人の健康

 

 

 

1 暖房と衛生

 (1) 燃料の種類と衛生心得

 (2) 一酸化炭素と空気汚染

 

1 採光不足の害

 (1) 不潔

 (2) 病気の原因

 (3) 窓・家具・樹木の位置と大きさ

2 照明法および照度不適当の害

 (1) 能率低下

 (2) 過労

 (3) 近視

 (4) 直射日光

1 衛生・経済面から適当な処置をする

 (1) 堆(たい)肥・うめ立て・焼却

 (2) 肥料・下水道・放流

2 糞(ふん)尿処理が理想的に行われにくい理由

 

1 路上の清潔

 (1) 公衆衛生

 (2) よごさぬこと

 (3) 路上は家庭の延長

 (4) 路上を不潔,不衛生にするもの

 

1 家庭内の事故の原因

 (1) 不整頓

 (2) 不適当な設備

 (3) 不注意

2 住居の設計に事故防止
(高低・凸凹・平面)

1 規則正しい生活をしている人は,それを表に書いて,みんな
 の参考にする。

2 規則正しい生活のまもられないのは何が原因か目録をつくる。

3 家族の睡眠時間の調査

4 家族の排便時刻と回数の調査
  以上の調査をもとにして,めいめいの健康度を考え合わせる。

 

1 幼児・老人の生活記録表をつくり,成人と比較する。

 

1 余暇の時間を調査し,健康上有効に使っているか,どうかを
 考察する。

 

1 近所の人々が,よくない人で,不愉快な日が多く,楽しく元
 気に暮らすことのできない経験のある人はどうしたらよいか話
 し合う。

2 またこれと反対のよい場合の話し合いもする。

 

 

1 自分の住む町,地方で多くかかる病気,死亡の原因を調査し,
 それが衛生・保健知識の有無によるものか,近所の人々の協力
 の有無によるものか討議し,生活改善を行い,よい成績にしう
 るものはないか,研究する。

2 衛生設備・罹(り)病率・死亡率などを,諸外国と比較する。

3 わが国でさっそく改めなければならない不衛生なこと,衛生
 上よい習慣を調べて実行する。

4 各自家庭でおこなっているねずみや虫の害を防ぐ方法および
 の心得について発表する。

5 防虫剤やねずみをとる薬の調査,研究

6 多くの人が協力して害物を撲滅した例をあげる。

7 標語・ポスターを募集し,優秀なものを目につく所にはる。

1 ひとり一日に必要な飲料水・用水の調査

2 よくない水を飲用して害を受けたことのある人の発表

3 プール・銭湯などで媒介される病気とその原因調査

4 プール・銭湯を利用する注意の決定

 

 

 

 

1 食当たりしたことのある人は,その話をし,その原因・手当・
 予防法について話し合う。

2 食中毒の事実と,その食品の統計調査

3 煮沸によって予防しうるものはどんなものかを決定する。

4 有毒物質を生じやすい季節,食品の種類について話し合う。

5 細菌の繁殖しやすい条件について討議する。

6 衛生上不安な食品の処理の発表

7 たべあわせの言い伝えを集め,医師,その他適当な人の批判
 を求める。

l 「日光のはいらぬ家に医師ががはいる。」ということを,住居の
 衛生の面から討議する。

2 日光の十分にはいるへやと,はいらないへやの温度を調べて,
 グラフをつくる。

3 定期大そうじの時期・方法の研究・討議

4 畳のよいそうじ法について話し合う。

5 各自の家の台所を衛生の上から検討する。そうして改善しや
 すいことは,直ちに実行する。

6 居間の位置,広さおよびそうじのしかたを研究,討議する。

 

 

 

 

1 教室の窓の大きさ,高さと床面積との割合を調べる。そのへ
 やの一日じゅうの明かるさの変化を調査する。

2 自分の家に採光の点で改良しなければならないところがあれ
 ば,それを実行するに要する費用を計算する。

3 電気スタンドの種類,大きさを調べ衛生上の優劣を研究する。

4 仕事の種類により適当な照度をきめて表にし,そのとおり実
 行する。

5 電燈の位置,かさについて調べる。

 

 

 

1 糞尿を肥料として使用する場合の注意を研究し発表する。

2 くみ取り便所の改良法の研究発表

3 改良に要する費用の調査

 

 

1 路上を清潔にするために実行していることを発表する。

2 男女および年齢を考え,だれが路上をよごすか,またその理
 由と,それを改めるよい方法について討議。

3 路上の清潔について,どんな方法をとれば効果があるか,自
 分たちでできることを話し合い,実行する。

 

 

1 家庭内の事故の統計をとる。

2 未然に事故防止のできた事例を調べる。

3 自分の家の道具の片づけ方,家具の配置について検討する。

4 学校内で,事故防止の点からくふうし,実行しなければなら
 ないところはないか,調べる。
  調理室,小使室,その他。

 
 

  単元2 家族の日常衛生
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 家族の健康
 の状態を知り,
 その異常を早
 く知る能力

 

 

 

2 健康診断の
 重要性の理解

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3 保健所の使
 命を理解し,
 利用する態度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4 身体の清潔
 が,健康生活
 の根本である
 ことの理解と
 実行の態度

 

 

 

 

5 視力と聴力
 は,知能に
 とって重要な
 感覚器関であ
 ることの理解

1 健康の徴候

 (1) 体温・脈・呼吸・血圧

 (2) 生活力・睡眠

 (3) 顔色・きげん・食欲

 (4) 便・尿

1 健康診断

 (1) 気分の悪い時に利用する

 (2) 身体異常の早期発見

 (3) 病気の早期治療

 (4) 小児の身体発達状況の調査

 (5) 伝染性の病気の有無

2 小児の健康診断

 (1) 発育状態

 (2) 歯(口腔(こう)衛生・むし歯 など)

 (3) 眼(トラホーム,めがねの度)

 (4) 耳(聴力,病気)

1 保健所の使命と仕事
  保健所は衛生行政の末端機関として,直接民衆に接し,
 民衆の衛生水準を高める。

 (1) 人口動態統計(出生・死亡・婚姻 など)

 (2) 栄養改善および飲食物衛生

 (3) 住宅衛生,水道,下水の衛生

 (4) 伝染病の予防

 (5) 母性および乳幼児の衛生

 (6) 歯科衛生

 (7) 衛生上の試験および検査

 (8) 医療事業の向上

 (9) 保健婦事業

 (10) 衛生教育

1 身体の清潔

 (1) 被服  (2) 食物  (3) 住居  (4) 身体

2 不潔が原因である病気

 (1) 寄生虫病   (2) 食中毒

 (3) トラホーム  (4) 結膜炎

 (5) 皮膚病    (6) はっしんチフス

 (7) その他

1 感覚の種類

 (1) 視覚     (2) 味覚

 (3) 触覚     (4) 平衡感覚

 (5) 聴覚     (6) 嗅(きゅう)覚

 (7) 深部知覚   (8) 臓器感覚

2 視力の保護

 (1) 過労     (2) 眼の清潔

 (3) 適当なめがね (4) 外傷の予防

3 聴力を害するもの

 (1) 遺伝と先天梅毒 (2) 中耳炎
 (3) 咽(いん)頭へんとうせん肥大 

せん様増殖病

(アデノイド)
 (4) 異物      (5) 耳疾

 (6) 感冒・しょうこう熱・ジフテリアに続発しやすい中耳炎

1 健康な人と不健康な人と比較する。

 (1) 気候・環境・生活・年齢・職業に対するちがいの調査

 (2) 体温・脈・食事・姿勢・運動・睡眠・排泄(せつ)について
 のちがいの調査

2 家族の健康について考え,健康増進のために,実行しなけれ
 ばならないことを決定する。

1 健康診断の目的・重要性について研究,討議する。

2 健康診断の時,成人と小児とで,それぞれどの点に対する注
 意がたいせつか,討議する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 学校衛生と保健所の連絡除隊を調査し,いっそう効果的な連
 絡法を考える。

2 保健所を利用し,協力する態度を話し合う。

 (1) 定期健康診断の実行

 (2) 適当な実例の発表

 

 

 

 

 

 

 

1 不潔になりやすい所をあげ,つねに清潔に保つには,どんな
 心がけと実行法があるか討議する。

2 不潔が原因である病気を調べ,その適当な対策を決定する。

3 つねに清潔な人と不潔がちな人とでは,時間・手数・費用な
 どの点でどんな差があるか。また,おのおのどんな心がけでい
 るか調べる。

 

 

 

1 視力・聴力は,もしこれを失えば,一人まえの働きができな
 いほど,たいせつな感覚器関であることを話し合う。
 (へレンケラー女史のことも話題にする。)

2 目を過労させるのは,どんな場合か話し合い。視力保護をは
 かる。

3 目の清潔について,日常実行していることを発表する。

4 どんな場合に,どんな眼病になりやすいか討議し,予防する。

5 クラスの中で難聴の友だちに対して,どんな援助をしたらよ
 いか。またどのような心持と態度で接するのが親切かを考えて
 実行する。

6 耳あかのために聴力を妨げないように,つねに清潔に注意す
 ることがたいせつであるが,耳あかを取る時傷つけないように
 しなければならない。その具体的なことを話し合う。 

 
 

  単元3 家族の病気および事故
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 病気の原因
 の認識

 

 

 

 

 

 (1) 病気予防
  の原則の理
  解

 

2 伝染病の危
 険性の認識

 

 

 

 (1) 伝染条件
  の理解

 

 (2) 伝染病に
  関する法規
  の知識

 (3) 伝染病の
  種類と症状
  の理解

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (4) 結核に対
  する理解と,
  積極的に予
  防しようと
  する態度

 

 

 

 

 

 (5) 伝染病の
  予防法の理
  解と,それ
  を実践する
  態度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (6) 伝染病に
  自分も人も
  かからない
  ように努力
  する態度

 

3 家庭内で特
 に保護を要す
 る人への関心
 と,つねに注
 意して看護す
 る態度

 

 (1) それらの
  人々の疾
  (しっ)病
  に対する認
  識

 (2) 特に乳幼
  児に多い死
  亡原因への
  関心

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4 成人に多い
 病気の認識

 (1) 不注意や
  摂生のた
  めに健康を
  害すること
  のないよう
  にする態度

 

5 日常の事故
 において,つ
 ねにあわてず
 に処置ができ
 る能力と態度

1 病気にかかりやすい状態

 (1) 身体的条件
    体質・過労・睡眠不足・季節などによる,からだの抵
   抗力の低下,その他。

 (2) 外部的条件
    食物・細菌・寄生虫。

 (3) 無知識

 

2 病気予防の原則

 (1) 休養    (2) 摂生

 (3) 免疫    (4) 衛生知識の実行

1 伝染病の危険性

 (1) 伝染病の蔓(まん)延による社会生活の影響

 (2) 伝染病による死亡率

 (3) 伝染防止に典する公費

 

2 伝染病の伝染条件
   身体条件としての抵抗力・免疫
   病原体および病原体の量年齢・伝染経路

3 伝染病に関する法規
   予防・隔離・治療・届出

4 伝染病の種類と症状
   径口伝染病
   接触伝染病
   虫によって伝わり広まる伝染病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5 結核とその子防

 

 

 

 

 

 

 

6 ―般的な伝染病の予防法

 (1) 径口伝染病の病原菌が伝わり広まる根源をなす排出物
 の処理法の改善

 (2) 病原菌を持っている人や物との接触

 (3) 伝染病を広める虫の撲滅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7 伝染病患者が発生した時とるべき態度

 

 

 

1 乳幼児や妊産婦・老人が―般の人と異なる点を理解する。
  骨格・消化器・感覚器・栄養・精神状態その他

 

 

 

 

 

 

2 乳幼児のかかりやすい病気とその原因

 (1) 不潔から来るもの(が口そう・くさ・ただれ・あせも
    など)

 (2) 栄養上から来るもの(栄養失調症・夜尿症・感冒・乳
    児かっけ・その他ビタミン欠乏症)

 (3) その他(乳児の下痢腸炎・先天性弱質・百日せき・幼
    児の急性伝染病・伝染性膿化疹(のうかしん)・消化不良・肺炎などについて

3 妊娠中および授乳中,生理的変化の影響によってかかり
 やすい病気
  種々のむくみ・貧血・虫歯・結核・妊娠中毒症・
  栄養障害,など。

4 老人の生理から来る病気の特殊性

 (1) 高血圧のため・腎(じん)縮病・脳出血

 (2) 衰弱・抵抗力減退によるもの(肺炎・不眠症)

 (3) 老人の健康を保つに必要な条件
    食物・被服・住居・睡眠・運動などについて。

5 特に家人としてそれぞれに対し注意すべき点

 

 

 

1 成人のかかりやすい病気
  感冒・胃腸障害・結核・虫様突起炎・腎(じん)臓炎・かっけ,その他

 (1) 予防法ならびに早期発見法を理解する

 

 

 

1 日常起りやすい事故とその防止法

 (1) 火傷・凍傷

 (2) 外傷(出血・骨折・脱臼(きゅう))

 (3) 虫にさされた傷,その他

 (4) 異物のみこみ,異物挿(そう)入

 (5) 日射病・熱射病

 (6) 脳貧血・脳充血

 (7) 中毒

 (8) 水におぼれる

2 応急処置の技術を習得する

 (1) 止血法  (2) ほうたい法  (3) そえ木

 (4) 運搬  (5) 人口呼吸法  (6) 消毒

1 病気にかかった経験から、どんな時にかかりやすいかを討議
 する。

 (1) 栄養状態

 (2) 身体状況

 (3) 食物の不潔・鮮度

 (4) 気候状態

 (5) その他

2 自分たちが病気の予防のため平素おこなっていることを発表
 する。病気の予防実行表をつくる。

 

 

1 伝染病流行時の統計,土地における結核・寄生虫病・トラホー
 ムなどの状況を調査する。

2 伝染病予防のために,国および自治団体がどんな時期に,ど
 んな方法と,どのくらいの経費を用いているか調べる。

3 伝染病の危険性,流行時の不快感等について,家庭もしくは
 近隣から伝染病患者の出た経験,自分のかかった経験から発表
 する。伝染病の一般的な伝染条件につき討議する。

 

1 伝染病に関する法規について,防疫医の話を聞く。

 

1 いくつかの分団に分かれ,次の事項を各伝染病について調べ,
 表をつくる

 (1) 病原体とその所在,病原体の抵抗力,媒介物

 (2) 潜伏期

 (3) 前駆症状

 (4) 熱型,その他の症状の特徴

 (5) 最も感染力の強い時期

 (6) 免疫

 (7) 保菌者の存在

 (8) 予防接種

 (9) かかりやすい季節

 (10) かかりやすい年齢

1 日本の国民病といわれる結核の蔓(まん)延状況について討議する。

 (1) 結核に感染する機会および予防法その他について討議する。

  イ.人の密集する場所と結核

  ロ.結核菌の濃度と発病

  ハ.早期発見(ツベルクリン反応およびレントゲン検査)

  ニ.B.C.G.

2 結核患者との応待および自分が軽い結核にかかっている時の
 心がまえ,および態度について討議し,身辺の結核患者につい
 て,自分の病気についての認識の程度を調査する。

1 一般的な予防法について討議する。

 (1) 身体  (2) 飲食物  (3) 消毒  (4) その他

2 糞(ふん)尿の処理および給水について討議する。

 (1) 便所の構造  (2) 糞尿の自然浄化  (3) はえの僕滅

 (4) 井戸の溝造 (5) 給源が川・湖水などである水の消毒法など

3 ことに学校において,トラホームや皮膚病の患者との接触,
 手ぬぐいなどの貸し借りに対する態度について討議する。

4 蚊・はえ・しらみ・つつが虫などの撲滅をはかる方法につい
 て討議し実行する。

5 過去において受けたことのある予防接種について議討する。

 (1) 受けた年齢       (2) 受けた時期

 (3) 受けた時の身体状況   (4) 効果

6 地域的に行われた時,どんな人々が受けなかったか,またど
 んな場合に受けてはならないかを調べる。

7 年齢的にみて,どの時期には,どの予防接種を受けなければ
 ならないか調べ,討議する。

1 伝染病患者を見舞に行く時,または自分の家に伝染病患者が
 発生して見舞を受けた時,どうすればよいか討議する。

 

 

1 家庭に乳幼児や妊産婦・老人のある者が,それぞれのグルー
 プをつくる。乳幼児・妊産婦・老人が自分たちとどんな点でち
 がっているか発表する。
   精神上 

   肉体上

健康な時,健康を害している時。
   その上にある危険性。

 

 

2 保健所・小児科医などで診察を受ける小児は,どんな病気に
 かかっているものが多いか。

 (1) それらの子供の概路の環境を調べる。

 (2) 保育所などで同様に調べる。

 (3) 学校もしくは住居の近くの小児についても調べる。

 (4) その小児が病気のためにこうむっている楠紳的・肉体的影
  響についで調べる。

 (5) 小児の病気のために,家庭でどのくらいの費用を使ってい
  るか調べる。

 (6) 以上の調査から病気にかかる率の多いもの,影響の大きい
  ものなどから,その原因・手当・予防法を調べる。

 (7) 手近の病児に対し,快復後までその母親に協力してみる。

3 母親その他の経験者について調査する。
  病気の種類・防止法,起った時期,その後の影響,周囲の影
 響などについて

4 家庭に老人のある者について,その老人の健康状態を調べる。
  老人期にはいってからの既往症について調べる。
  老人の生理にかんがみ,いくつかのグループに分かれて,一
 般の人とちがう次の点について調査,討議する。
  食物・被服・住居・睡眠・運動,その他

5 その人々に対して家人がどんな注意を払っているか,払うべ
 きかについて発表,討議する。
  その人々が故障を起した時,一般人の看護をする場合とちが
 う点,注意しなければならない点を医師に話してもらう。

1 一般人の入院患者について調査する。
  病気の種類,年齢・原因,発見の時期および経過

2 予防法を調べる。

3 初期症状を調べる。

4 摂生に努め,健康表をつける。

 

 

1 日常起りやすい事故について討議する。

 (1) 種類・原因についての検討。起った時どんな処置をとるか。

 (2) 防止法はないか討議する。

 (3) 応急処置をしなかった時,どんなことが起るか話し合う。

 (4) 応急処置法を調べる。
  (赤十字社・医帥等により)

 (5) 応急処置法を練習する。

  イ.止血(動脈・静脈の位置)

  ロ.ほうたい法(三角きん・巻軸帯)

  ハ. そえ木・運搬・人工呼吸

  ニ.消毒(手および患部)

 
 

  単元4 家庭看護
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 家庭看護の
 重要性の認識,
 および医師の
 指示によく従
 い,注意深く
 看護に当たる
 態度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2 家庭看護の
 方法の認識

 (1) 適当な病
  室を選んで,
  看護に便利
  にととのえ
  る能力

 

 

 

 

 (2) 適当な病
  衣を選ぶ能
  力とその技
  能

 

 (3) 病気に応
  じた食事を
  ととのえる
  能力

 

 (4) 病床日誌
  を正しくつ
  ける態度

1 家庭看護が病気の経過に及ぼす影響

 

 

2 家庭において異状を発見した時,おこなっている手当

 (1) 傷の場合

  イ.擦過

  ロ.創傷

  ハ.裂傷

  二.火傷

  ホ.凍傷

 (2) 病気の場合,発熱 その他

3 しろうと療治の危険性

4 医師を迎えたのちの手当および看護

 

 

 

 

 

 

 

 

1 病室の位置とととのえ方

 (1) 位置と方向
    南または東南,西南向きの日当たりのよい静かな場所。

 (2) 設備・必要な器物
    光線をさえぎる。

 (3) 病床の位置

 (4) 病室の温度・換気・湿度・暖房
    急激な換気を行わぬための窓のあけ方,びょうぶやつ
   いたて。

 (5) 病室の清潔,そうじのしかた

2 病衣に適当な地質や形などの条件

 (1) 地質

 (2) 形

 

3 病気に応じた食事とその献立作製ならびに調理の技術
  消化しやすい食物,熱量の高い食物,塩を用いない食物,
 その他(献立例)

 

4 病床日誌の重要性とそれに記載すべき事項

1 各人の経験,見聞から,家庭看護が病人に対して,どんな影
 響を及ぼすか討議する。

 (1) 看護者の心がまえ(2) 看護者の態度(3) 看護技術
 等について。

2 家庭において平素どんな程度の手当や療治をおこなっている
 か,その是非を話し合う。

 (1) 傷の場合

  イ.家庭で簡単に治療してしまう場合

  ロ.消毒をしてから医師に行く場合

  ハ.とりあえず医師に駆けつける場合

 (2) 病気の場合

  イ.とりあえず手当だけして医師を迎える場合

  ロ.何もせず医師に走る場合

  ハ.しろうと判断によって投薬治療する場合

3 以上の討議,および各自の経験から,しろうと療治の危険性
 について話し合う。

 (1) しろうと判断の投薬 (2) 薬品の誤用 (3) 技術の拙劣

 (4) 迷信 など。

4 医師を迎えて後,医師と共同して治療をはかる態度

 (1) 医師に任せきりにした場合に,患者に与える精紳的影響に
  ついて。

 (2) 手当や看護は医師の指示によく従い,十分になさなければ
  ならないこと,などについて経験その他を話し合う。

 

1 病室の適当な位置について話し合う。

2 病室にどんな設備をすべきかの話し合い。

 (1) 病室に必要なもの。

 (2) 病室に余分のものを置くことの利害。

3 病床の位置はどのように設ければよいか話し合う。

4 病室に適当な温度を保つにはどうすればよいか,また換気の
 方法はどうすればよいか話し合う。

5 病室の清潔を保つ方法について話し合う。

6 病室のそうじのしかたの実

1 自分の経験などから,病衣に適当な地質や形について話し合
 う。

2 重病者の病衣や敷布などの交換方法の実習

 

1 病気による食物の禁忌,その他について医師の話を間く。

2 病気と食事に関する俗説を調べて検討する。

3 グループ別に病気を仮想し,適当な献立を作製し実習してみ
 る。

1 病床日誌の効果について話し合う。

2 病床日誌の形式の検討

3 家族または近隣の病人につき病床日誌をつける。

 
 

  単元5 家庭に常備する看護材料と薬品
目  標
指   導   内   容
学   習   活   動
参  考
1 日常の看護
 に必要な薬品
 や医療材料に
 対する理解

 

2 家庭におい
 てつねにすぐ
 用いられるよ
 う整備してお
 く習慣

1 一般家庭において使用度数の多い薬品および看護材料に
 対する理解を深める。
  外用薬・内用薬・医療用品・ほうたい用品・消毒薬,
 その他

2 ―般家庭に,常備すべき看護材料と,薬品に対する知識
 を持つ。 

1 各自の家庭に現在ある薬品と看護材料について調査する。
  (種類・数量・用途・使用度数などについて)

2 前の調査にもとづき,その薬品や看護材料が適切であるか討
 議する。

 (1) しろうとがすぐ使ってもよいかどうか。

 (2) 用途の同じものを,むやみにたくさん備えていないか。

 (3) 量的にたくさん置きすぎてむだにすることはないかどうか。

 (4) 保管の方法は適切であるかどうか。

3 最少限どのくらいのものを用意すればよいか討議し,その経
 費を計算してみる。

 (1) 一般の家庭

 (2) 乳幼児のある家庭

 (3) その他