第三章 指導内容の一覧表

 

 理科において指導する教材の各単元を示してみると次のようである。

     第一学年

単元一 動物の生活

単元二 植物の生活

〃 三 空と土の変化

〃 四 機械と道具のはたらき

     第二学年

単元一 動物の生活

〃 二 植物の生活

〃 三 空と土の変化

〃 四 機械と道具のはたらき

     第三学年

単元一 動物の生活

〃 二 植物の生活

〃 三 空と土の変化

〃 四 機械と道具のはたらき

     第四学年

単元一 私たちの研究

〃 二 ジャガイモとサツマイモ

〃 三 種まき(ダイコンとナタネ)

〃 四 イネの研究

〃 五 ウサギの世話

〃 六 いろいろな虫の生活

〃 七 小川の貝

〃 八 でんわ遊び

〃 九 渡り鳥

〃 十 紙玉鉄砲

〃十一 おきあがりこぼし

〃十二 こんろと湯わかし

〃十三 春の天気

     第五学年

単元一 ニワトリの世話

〃 二 キュウリと草花

〃 三 花とミツバチ

〃 四 カイコとクワ

〃 五 写眞機

〃 六 油しぼり

〃 七 夏の天気

〃 八 夏の衛生

〃 九 ポンプ

〃 十 秋の天気

〃十一 コト・フエ・タイコ

〃十二 火と空気

〃十三 家

〃十四 冬の天気

〃十五 甘酒とアルコール

〃十六 私たちの研究

     第六学年

単元一 アサとワタ

〃 二 山と水

〃 三 海と船

〃 四 砂と石

〃 五 私たちのからだ

〃 六 アサの刈り取り

〃 七 自轉車

〃 八 電燈

〃 九 きもの

〃 十 金物

〃十一 メッキ

〃十二 電信機と電鈴

〃十三 電動機

〃十四 たこあげ

〃十五 私たちの研究

     第七学年

単元一 空気はどのようにはたらいているか

〃 二 水はどのように大切か

〃 三 火をどのように使ったらよいか

〃 四 何をどれだけ食べたらよいか

〃 五 草や木はどのようにして生きているか

〃 六 動物は人とどのような関係があるか

     第八学年

単元一 きものは何から作るか

〃 二 体はどのように働いているか

〃 三 海をどのように利用しているか

〃 四 土はどのようにしてできたか

〃 五 地下の資源をどのように利用しているか

〃 六 家はどんなふうにして建てられるか

     第九学年

単元一 星は日常生活にどんな関係があるか

〃 二 機械を使うと仕事はどんなにはかどるか

〃 三 電気はどのように役に立っているか

〃 四 交通・通信機関はどれだけ生活を豊かにしているか

〃 五 人と微生物とのたたかいはどんなになっているか

〃 六 生活をどう改めたらよいか

 以上の各単元においてどのような事がらを指導するか,その内容(学習項目)を示してみると次のようである。

     第一学年

一 動物

 (一)動物は区別のつく特徴を持つている。

 (二)動物はそれぞれ違った種類の食物をとっている。

 (三)動物はそれぞれ違った種類の巣をもっている。

 (四)動物は季節の変化に適応している。

二 植物

 (一)植物にはいろいろな種類がある。

 (二)植物は区別のつく特徴を持っている。

 (三)多くの植物は種子から成長して根・茎・枝・花を持っている。

 (四)人はある植物を食べる。

三 物理的環境

 (一)天気にはいろいろな種類がある。

 (二)天気は季節によって著しく違う。

 (三)日なたと日かげ。

 (四)月  (五)星  (六)空気  (七)  (八)水  (九)土地 四 機械と道具

 (一)機械を使うと仕事が楽だ。

 (二)機械を使うと仕事が早い。

 (三)機械は人や動物やエンジンやモーターの力で動かす。

 (四)車や簡単な機械がたいへん役に立つ。

 (五)電気は力の源だ。

 (六)磁石が引きつけるものと引きつけないものとある。

     第二学年

一 動物

 (一)からだの特徴を比べて,ある動物を他の動物と見別ける。

 (二)動物の成長にはあるきまった型がある。

 (三)動物は生きて行くのに食物と水をとらなくてはならない。

 (四)多くの動物の子供は親の世話と保護を受ける。

 (五)動物は自分を守る方法を持っている。

 (六)動物は巣を持っている。

 (七)ある動物は人の役に立ち,人の保護を受ける必要がある。

 (八)動物は季節に適応した生活をする。

二 植物

 (一)いろいろな種類の植物がある。

 (二)植物には根・茎・葉・花・種がある。

 (三)植物は成長し繁殖する。

 (四)種はいろいろな方法でまき散らされる。

 (五)種が芽を出すのには水と熱がいる。

 (六)成長には光と水が十分にいる。

 (七)植物は季節に適応した生活をする。

三 物理的環境

 (一)天気

 (二)太陽は熱と光を與える。  (三)月は一箇月の間に形が変わる。

 (四)風は空気が動いているものだ。

 (五)水

 (六)土地 三 機械と道具

 (一)われわれの筋肉で物を動かすことができる。

 (二)動物で物を動かすことができる。

 (三)機械で物を動かすことができる。

 (四)レンズで光を集めることができる。

 (五)レンズは虫めがねに使う。

 (六)鏡は光を反射する。

 (七)磁石は金物のうちのある物を引きつける。

 (八)電気は人のために仕事をする。

     第三学年

一 動物

 (一)動物は類別することができる。(魚・虫・鳥・けもの)

 (二)動物はどんなにして保護されているか。

 (三)動物は環境に適応している。

 (四)ある動物はその一生の間に形が変わる。

二 植物

 (一)植物は区別のできる特徴を持っている。

 (二)種や球根やさし木から新しく植物が出てくる。

 (三)新しく出た植物は成長して,花が咲いて実がなる。

 (四)植物が成長するためには水と光と熱とがいる。

三 物理的環境

 (一)天気

 (二)天体  (三)土地 三 機械と道具

 (一)磁石

 (二)電気は光・熱・力を與える。

 (三)人は仕事を楽にするために自然の力を利用する。

 (四)道具を使うと仕事が楽になる。

     第四学年――第九学年

一 すべての生物は環境に応じて,適応し調節して生きているが,それにはある限度がある。

二 生活体の構造と機能は生きて行くのに具合よくできている。

三 望遠鏡の発明と改良があって見える範囲が廣がった。顕徴鏡の発明と改良があって微生物のことがはっきりした。

四 生物の大きさ・構造,生活のありさまにはいろいろある。

五 すべての生命は生命から生まれ,それぞれきまった発育をする。

六 種族と個体を永く続かせることは,どの生物にも見られる二つの大切な機能である。

七 子は親に似るが全く同じではない。

八 エネルギーが補なわれ,体内で変化しなければ生きて行かれない。

九 調和を保とうとする傾向は自然界にも宇宙にも常に見られる。

十 生物が生きて行くには外から物をとり入れる。

十一 すべての物にはそれぞれ特質と機能が備わっている。また共通の要素も含んでいる。

十二 物質とエネルギーは生み出すことも滅すこともできない。

十三 エネルギーは物から物へ移ったり空間を傳わったりする。

十四 エネルギーはある型のものから他の型のものに変わる。

十五 物質の化合と分解は力・熱・光・電気等で速くなったり遅くなったりする。

十六 物質の大きさと状態は力と熱で変えられる。

十七 音は物の振動で傳わる。

十八 地球上のエネルギーの源はおもに太陽からのふく射による。

十九 原動機は自然のエネルギーを利用するものである。

二十 物体の運動の有様は力で変えることができる。

二十一 物のどの部分もおたがいに引きあっている。

二十二 地球は惑星の一つで,太陽は恒星の一つである。

二十三 時の単位は太陽と星に対する地球の運動で定められる。

二十四 光(一般にふく射エネルギー)は質の一様なところでは,まっすぐに進む。

二十五 機械は仕事の能率を上げたり,新しい発明発見をする助けになっている。

二十六 わが國の地勢と気候とは,われわれの生活様式に大きな影響を與えている。

二十七 今の陸と海ができるまでには長い時がたっている。

二十八 地下や海中から役に立つものをいろいろ取り出すことができる。