国際成人力調査(PIAAC)は、OECD(経済協力開発機構)が進める新しい国際比較調査です。PIAAC(ピアック)は、Programme for the International Assessment of Adult Competenciesの略称です。
この調査は、各国の成人が日常生活や職場で必要とされる技能(「成人力」)をどの程度持っているかを調べるもので、日本を含む27か国がこの調査に参加しています。
日本では、本研究所が国内の調査実施の責任機関となっています。(参考:PIAAC調査実施の仕組み)
知識をどの程度持っているかではなく、課題を見つけて考える力や、知識や情報を活用して課題を解決する力など、実社会で生きていく上での総合的な力のことをいいます。
○ 調査の目的PIAAC(ピアック)は、次の4つの目的で調査を実施し、国や企業が「成人力」を養うための人材育成の方法を考える際のデータを提供します。
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各国の成人が「成人力」をどの程度持っているかを把握すること
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「成人力」の程度が、例えば雇用状況や生涯学習への参加の状況など、個人の生き方に対してどのような影響を与えるのか、また、国の経済成長など社会全体にどの程度影響するかを検証すること |
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現在の教育訓練の制度が、「成人力」を身につける上でどの程度の効果をあげているのかを検証すること |
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学校教育、生涯学習や職業訓練などの分野でどのような政策的な工夫をすることが「成人力」の向上につながるのかを明確にすること |
無作為に抽出された日本国在住の16歳以上65歳以下の男女個人。(未成年の対象者は保護者の同意を得た上で調査を実施します。)
○ 「国際成人力調査」の内容日常生活の様々な場面で、文章や図などの形で提供された情報を理解し、課題の解決に 活用する力を測定します。具体的には、「読解力」、「数的思考力」、「ITを活用した問題解決能力」の3分野についての調査を行います。また、対象者本人について尋ねる「属性調査」も併せて行います。 (さらに詳しく知るにはこちら)
○ 調査方法属性調査は、調査員の質問に回答する面接方式で実施します。「読解力」、「数的思考力」、「ITを活用した問題解決能力」の3分野の調査は、対象者が調査員の持参するパソコンに回答を入力します。もし、パソコンでの回答が難しい場合には、筆記で回答することも可能です。
○ 調査結果の活用これほど参加国が多い大規模な「成人力」に関する調査はPIAAC(ピアック)が初めてです。したがって、今回の調査から得られるデータの一つ一つがすべて「成人力」についての日本の現状を知る上での貴重な資料になります。また、国際比較調査の中で他の国と比較することで、日本のシステムのどこが優れていて、どのような点を改善すべきなのかについての情報を得ることができます。
これらの情報は、企業内訓練や職場外での職業訓練、様々な機関での成人教育、あるいは学校教育など、幅広い分野で「成人力」を高めるためのより効果的な政策立案に活用されます。
PIAACの本格的な実施は2011年8月からを予定しています。そのための準備として、2010年5月より予備的に調査を実施し、課題を洗い出して改善します。
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